腰本こしもと)” の例文
小侍たち六人が飛び出して来たその鶉席に傲然ごうぜんと陣取って、嘲笑あざわらうようにこちらを見眺めていた顔こそは、小芳がまだ曲輪にいた頃、梅甫とたびたび張り合った腰本こしもと治右じえ衛門なのです。