“治右”の読み方と例文
読み方割合
じえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「腰本治右(じえ)は意気地がのうても、娘は将軍家の息がかかっておるという話じゃからのう、おてかけ馬に乗って来そうなものじゃが——」
「なぜたわむれた! よしや治右(じえ)の企らみであろうとも紋は予が寵愛の女じゃ。知りつつその方がまたなぜたわむれた!」
小侍たち六人が飛び出して来たその鶉席に傲然(ごうぜん)と陣取って、嘲笑(あざわら)うようにこちらを見眺めていた顔こそは、小芳がまだ曲輪にいた頃、梅甫とたびたび張り合った腰本(こしもと)治右(じえ)衛門なのです。