“はしため”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
婢女31.0%
端女22.4%
20.7%
下婢8.6%
下女3.4%
侍女3.4%
侍婢3.4%
下碑1.7%
奴婢1.7%
稗女1.7%
老婢1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのお腹さまがあまりご身分でない婢女はしためでござりましたゆえ、ただおひとりの跡取りでありながらとかくうとんぜられがちなところへ
あのひとはあたしを卑しい端女はしためのやうにおひ使ひましたのよ。この顔を見て頂戴、あのひとが悪魔の力であたしの顔の色ざしを奪ひ取つてしまひましたの。
猫はもうはしためたちの方へは寄りつきもせず、いつも二人にばかり絡みついていて、物もきたなげなのは顔をそむけて食べようともしなかった。
姨捨 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
大名の内幕は随分ダラケたもので、侍女こしもと下婢はしため馴染なじんでは幾人も子を産ませる。
備前天一坊 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
年端もゆかぬその内より、下女はしため代はりに追廻されて、天晴れ文盲には育て上げられたれど、苦労が教へし小賢こさかしさに、なかなか大人も及ばぬふんべつ思慮する事もあり。
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
かくて日のいとあざやかなる侍女はしためのさらに進み來るにつれ、天は光より光と閉ぢゆき、そのいと美しきものにまで及ぶ 七—九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
晝の四人よたり侍婢はしためははやあとに殘されて、第五の侍婢ながえのもとにその燃ゆるさきをばたえず上げゐたり 一一八—一二〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それからが、こうして、手厚いおもてなしをいただく仕儀にございます。どうかいつまでも、下碑はしためになりと、御手元にお置きくださいませ
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その父世をりバーコの都奴婢はしためとなるにおよびてかれはひさしく世にさすらへり 五八—六〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
稗女はしためなどとは思われない、民弥という娘があるということだ、その娘ごに相違あるまい——こう思ったので右近丸は、こう丁寧に云い入れたのである。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
姿なりこそ嶋田しまだ大人をとなづくらせたれどしようところ人形にんぎやうだいてあそびたきほどの嬰兒ねヽさまがにはかにおちしたさるどうやう、なみだのほかになんかんがへもなくおたみ老婢はしためそでにすがつて
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)