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下女
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はしため
ふりがな文庫
“
下女
(
はしため
)” の例文
われはその夜家にありて、二親の帰るを待ちしに、
下女
(
はしため
)
来て父母帰り玉ひぬといふ。喜びて出迎ふれば、父
舁
(
か
)
かれて帰り、母は我を抱きて泣きぬ。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
年端もゆかぬその内より、
下女
(
はしため
)
代はりに追廻されて、天晴れ文盲には育て上げられたれど、苦労が教へし
小賢
(
こさか
)
しさに、なかなか大人も及ばぬふんべつ思慮する事もあり。
小むすめ
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
胸当
(
むねあて
)
につづけたる白
前垂
(
まえだれ
)
掛けたる
下女
(
はしため
)
、
麦酒
(
ビール
)
の泡だてるを、ゆり越すばかり盛りたる例の
大杯
(
おおさかずき
)
を、四つ五つづつ、とり手を寄せてもろ手に握りもち
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“下女”の意味
《名詞》
炊事や雑用などを行う女性の使用人。
(出典:Wiktionary)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“下女”で始まる語句
下女部屋
下女奴
下女室