“げじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下女73.3%
下婢10.0%
6.7%
婢女6.7%
下碑3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ床を離れない細君は、手を延ばして彼の枕元から取った袂時計たもとどけいを眺めていた。下女げじょ俎板まないたの上で何か刻む音が台所の方で聞こえた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
旦那もとうとうを折って(それじゃあ帰るが可い、)というお許しが出ると、直ぐに元気づいて、はきはきして、五日ばかり御膳も頂かれなかったものが、急に下婢げじょを呼んで
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして、手あたり次第に衣服きものや道具を持ち出したのですぐ内証ないしょが困って来た。お岩がしかたなしに一人置いてあったげじょを出したので、伊右衛門の帰らない晩は一人で夜を明さなければならなかった。
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
武士、町人、鳶ノ者、折助おりすけ婢女げじょ田舎者おのぼりさん、職人から医者、野幇間のだいこ芸者はおり、茶屋女、女房子供——あらゆる社会うきよの人々が、忙しそうに又長閑のどかそうに、往くさ来るさしているではないか。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
下碑げじょが是非御来臨おいでなされというに盗まれべき者なき破屋あばらやの気楽さ、其儘そのまま亀屋かめやへ行けば吉兵衛待兼顔まちかねがおに挨拶して奥の一間へ導き、さて珠運しゅうん様、あなたの逗留とうりゅうも既に長い事
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)