“婢(げじょ)” の例文
番町(ばんちょう)の青山主膳(あおやましゅぜん)の家の台所では、婢(げじょ)のお菊(きく)が正月二日の昼の祝いの済んだ後の膳具(ぜんぐ)を始末していた。
皿屋敷 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そして、手あたり次第に衣服(きもの)や道具を持ち出したのですぐ内証(ないしょ)が困って来た。お岩がしかたなしに一人置いてあった婢(げじょ)を出したので、伊右衛門の帰らない晩は一人で夜を明さなければならなかった。
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)