トップ
>
下婢
>
げじょ
ふりがな文庫
“
下婢
(
げじょ
)” の例文
すると
一人
(
ひとり
)
の
思付
(
おもいつき
)
に、この酒を
彼
(
あ
)
の高い
物干
(
ものほし
)
の上で飲みたいと云うに、全会一致で、サア屋根づたいに
持出
(
もちだ
)
そうとした処が、物干の上に
下婢
(
げじょ
)
が三、四人涼んで居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
旦那もとうとう
我
(
が
)
を折って(それじゃあ帰るが可い、)というお許しが出ると、直ぐに元気づいて、はきはきして、五日ばかり御膳も頂かれなかったものが、急に
下婢
(
げじょ
)
を呼んで
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼女は、それぞれ試験がすんで帰ってくる坊っちゃん達を迎えに行っている庄屋の
下婢
(
げじょ
)
や、醤油屋の奥さんや、呉服屋の若旦那やの眼につかぬように、停車場の外に立って息子を待っていた。
電報
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
この
風体
(
ふうてい
)
を見ては
流石
(
さすが
)
の
下婢
(
げじょ
)
も
其処
(
そこ
)
に居ることが出来ぬ。気の毒そうな顔をして皆
下
(
お
)
りて
仕舞
(
しまっ
)
た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“下婢”の意味
《名詞》
召使いの女中。下女。
(出典:Wiktionary)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
婢
漢検1級
部首:⼥
11画
“下婢”で始まる語句
下婢共