“じじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侍女47.8%
児女26.1%
爾汝17.4%
二女4.3%
次女4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むすめはこういって、ヨハネスの手をとり、おしろのなかへ案内あんないしていきました。このむすめは、王女のおつきの侍女じじょだったのです。
高低のある広い地は一面に雑草を以ておおわれていて、春は摘草つみくさ児女じじょの自由に遊ぶに適し、秋は雅人がじんほしいままに散歩するにまかす。
とにかく種々嫌疑けんぎの雲は千々岩の上におおいかかりてあれば、この上とても千々岩には心して、かつ自ら戒飭かいちょくするよう忠告せよと、参謀本部に長たる某将軍とは爾汝じじょの間なるしゅうと中将の話なりき。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
天保十二年には、岡西氏とく二女じじょよしを生んだが、好は早世した。じゅん正月二十六日に生れ、二月三日に死んだのである。翌十三年には、三男八三郎はちさぶろうが生れたが、これも夭折ようせつした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
このとしがくれて、文久ぶんきゅうがん(一八六一)ねんになると、諭吉ゆきちは、おなじ中津藩なかつはん上級士族じょうきゅうしぞく土岐太郎八ときたろはち次女じじょきんとけっこんしました。