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爾汝
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じじょ
ふりがな文庫
“
爾汝
(
じじょ
)” の例文
一日
(
いちじつ
)
島田はかつて
爾汝
(
じじょ
)
の友であった唖々子とわたしとを新橋の一旗亭に招き、俳人にして集書家なる
洒竹大野
(
しゃちくおおの
)
氏をわれわれに紹介した。
梅雨晴
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
とにかく種々
嫌疑
(
けんぎ
)
の雲は千々岩の上におおいかかりてあれば、この上とても千々岩には心して、かつ自ら
戒飭
(
かいちょく
)
するよう忠告せよと、参謀本部に長たる某将軍とは
爾汝
(
じじょ
)
の間なる
舅
(
しゅうと
)
中将の話なりき。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
もとより
爾汝
(
じじょ
)
の間柄ではなかった。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
折々政界に波瀾の起る時大臣になられる松本烝治氏とも、わたくしは
爾汝
(
じじょ
)
の友として
巴里
(
パリー
)
に再会し、帰朝後は慶応義塾の教員室で三たび邂逅して、偶然の会談に興を催したことがあった。
木犀の花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
爾
漢検準1級
部首:⽘
14画
汝
漢検準1級
部首:⽔
6画
“爾”で始まる語句
爾
爾来
爾後
爾時
爾余
爾今
爾々
爾等
爾來
爾雅