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児女
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じじょ
ふりがな文庫
“
児女
(
じじょ
)” の例文
旧字:
兒女
生活の革命……八人の
児女
(
じじょ
)
を両肩に負うてる自分の生活の革命を考うる事となっては、胸中まず悲惨の気に閉塞されてしまう。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
高低のある広い地は一面に雑草を以て
蔽
(
おお
)
われていて、春は
摘草
(
つみくさ
)
に
児女
(
じじょ
)
の自由に遊ぶに適し、秋は
雅人
(
がじん
)
の
擅
(
ほしいまま
)
に散歩するに
任
(
まか
)
す。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
児女
(
じじょ
)
が半ば
戯
(
たわむ
)
れに近く、背中を出して負う真似をしたり、あるいはもっと厳重に必ず両手を背後に組み、転ばぬようにして帰って来る風、もしくは墓所近くの小石を一つ拾って
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
我に報いんとならば彼女を救え、かの我のごとく早く父母に別れ憂苦頼るべきなき
児女
(
じじょ
)
は我なり、汝彼女を慰むるは我を慰むるなり、汝の悲歎後悔は無益なり、早く汝の家に帰り
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
余所
(
よそ
)
の見る目もいと
殊勝
(
しゅしょう
)
に
立働
(
たちはたら
)
きてゐたりしが、
故
(
ゆえ
)
あつて再び身を
新橋
(
しんばし
)
の
教坊
(
きょうぼう
)
に置き
藤間某
(
ふじまなにがし
)
と名乗りて
児女
(
じじょ
)
に
歌舞
(
かぶ
)
を
教
(
おし
)
ゆ。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
八人の
児女
(
じじょ
)
があるという痛切な観念が、常に肉体を興奮せしめ、その苦痛を忘れしめるのか。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
浮世絵はその名の示すが如く
児女
(
じじょ
)
の風俗俳優の容姿を描くを
以
(
もっ
)
て本領とす。
然
(
しか
)
れども時代の
好尚
(
こうしょう
)
と画工が技能の円熟とによりてやがて好個の山水風景画を制作するに至れり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“児女”で始まる語句
児女等
児女子