絵本えほん)” の例文
旧字:繪本
ゲルダがそのあとで、絵本えほんをもってあそびにきたとき、カイは、そんなもの、かあさんにだっこされている、あかんぼのみるものだ、といいました。
電車でんしゃっている、ほかのひとたちが、二人ふたり子供こどもくらべてわらっていました。支那しなは、だんだんゆりちゃんのている絵本えほんをのぞきました。
金色のボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
母はいろいろなおはなしをして、ぼくたのしませてくれたが、自分じぶんではなんにも考えせないと思っていたものだから、僕の持っていた絵本えほん土台どだいにしておはなしをしてくれたものだ。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
こはすぐる日八重わが書斎にきたりける折書棚の草双紙くさぞうし絵本えほんたぐい取卸とりおろして見せけるなか豊国とよくにが絵本『時勢粧いまようすがた』に「それしゃ」とことわり書したる女の前髪切りて黄楊つげ横櫛よこぐしさしたる姿のあだなる
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
のない絵本えほん
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
二人ふたりは、絵本えほんととんぼととりかえっこをしました。次郎じろうさんはとんぼをって、はらっぱのほうはしっていきました。
きれいなきれいな町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おかあさん、あのくずさんがきたら、ぼくのいらないおもちゃと、絵本えほんをやってね。」と、としちゃんがいいました。
雪の降った日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まち子供こどもたちが、店頭てんとうならべておく絵本えほんや、雑誌ざっしをひろげてても、きんさんは、小言こごとをいいませんでした。子供こどもたちがわらうと、自分じぶんわらってていました。
春風の吹く町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「うそのことは、ほんいてあるわけはないよ。これは浦島太郎うらしまたろう絵本えほんだよ。これと、とんぼととりかえっこをしようよ。」と、次郎じろうさんがたのみました。
きれいなきれいな町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かあさんは、おとうとあかちゃんに、おちちませて、新聞しんぶんをごらんになっていましたが、よしちゃんが、そういったので、こちらをおきになって、絵本えほんをのぞきながら
僕は兄さんだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ゆりちゃんが、絵本えほんをかしてあげると、支那しなのおとうさんが、こちらをいてあたまげました。
金色のボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
それらのおもちゃは、びっこのおんなのお人形にんぎょうや、セルロイドせいのサンタクロースにたおじいさんや、うまや、こわれかかった汽車きしゃや、そのほか絵本えほんなどでありました。
赤いガラスの宮殿 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたりは、いっしょに、その絵本えほんをひろげてながめていましたが、そのあそびにもきた時分じぶんでした。
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そんなに金太郎きんたろうさんきですか。あんたにあげましょう。」と、きんさんは、ふる絵本えほんりょうちゃんにあたえました。りょうちゃんは、おどりがるようにして、よろこんでかえりました。
春風の吹く町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ゆりちゃんは、あか帽子ぼうしをかぶって、あかいマントをて、絵本えほんていました。すると、どこからったのか、支那しなおとこが、ゆりちゃんとならんでこしをかけていました。
金色のボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのばんでありました。仕事しごとからかえったおかあさんが、りょうちゃんをつれて本屋ほんやさんへやってきました。りょうちゃんのかおには、いたあとがあって、昼間ひるまあたえた絵本えほんいています。
春風の吹く町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おんなのおとうさんは、すでにんでなかったのです。そのうちは、彼女かのじょとおかあさんとの、さびしい二人ふたりぎりの生活せいかつでありました。おんなは、絵本えほんしたり、お人形にんぎょうしてせたりしました。
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
たとえば、おびや、羽織はおりや、着物きものにしろ、刺繍ししゅうをしてできがった、はなや、ちょうや、とりは、ただひながたせたのであり、絵本えほんからうつしたものであるから、んでいて、きている姿すがたでなかった。
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
よしちゃんが、おとうさんからっていただいた、絵本えほんをねっしんにていますと、もうおちちをたくさんんだあかちゃんは、こちらをて、不思議ふしぎそうなかおつきをして、きれいなごほんていましたが
僕は兄さんだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
きているときは、お人形にんぎょう着物きものったり、また、雑誌ざっしんだり、絵本えほんたりしていましたけれど、もとのように、おともだちと活発かっぱつに、そとけたりしてあそぶようなことはなかったのです。
千代紙の春 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ゆうちゃんは、こんな絵本えほんたことがある?」と、ききました。
きれいなきれいな町 (新字新仮名) / 小川未明(著)