“えほん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絵本81.3%
画本18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母はいろいろなおはなしをして、ぼくたのしませてくれたが、自分じぶんではなんにも考えせないと思っていたものだから、僕の持っていた絵本えほん土台どだいにしておはなしをしてくれたものだ。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
こはすぐる日八重わが書斎にきたりける折書棚の草双紙くさぞうし絵本えほんたぐい取卸とりおろして見せけるなか豊国とよくにが絵本『時勢粧いまようすがた』に「それしゃ」とことわり書したる女の前髪切りて黄楊つげ横櫛よこぐしさしたる姿のあだなる
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
僕のうちへ来る人々の中に「お市さん」という人があった。これは代地だいちかどこかにいた柳派の「りん」のおかみさんだった。僕はこの「お市さん」にいろいろの画本えほん玩具おもちゃなどをもらった。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)