專門せんもん)” の例文
新字:専門
かういふてんからますと、これらの土器どきおそらく專門せんもん土器製造人どきせいぞうにんが、その工場こうばつくつたのを各地かくちしたものにちがひありません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
A 或程なるほどきみしかつたつて仕樣しやうがない。いまおれおほいにほか奴等やつらしかつてやるんだから、今日けふはマアきみをんなはなしでもしよう。はうならきみ專門せんもんだから。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
妖怪えうくわい研究けんきうつても、べつ專門せんもん調しらべたわけでもなく、またさういふ專門せんもんがあるやいなやをもらぬ。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
ところが、このおうたよりも、はるかにあたらしい時代じだいのたくさんなうたが、けっしてあなたがたばかりでなく、大人おとなの、しかも專門せんもん學者がくしやたちにさへも、わからないものがおほいのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
は固よりコロボックル中に斯く斯くの職業しよくげふり、何々の專門せんもんり抔との事は主張しゆちやうせざれど、上來述べきたりし程の知識ちしき有る人民中じんみんちうには多少の分業は存せざるを得ずと思考しこうするなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
常陸ひだちの海がんあさ鰹船かつをふねの出かけをうつした印畫いんぐわを或る專門せんもん家に見せた時には、どうしてもそれが中學三年生のしろ人であるわたし撮影さつえい現像げんぞうつけにかゝるといふことをしんじてもらへなかつた。
專門せんもん工科こうくわ器械學きかいがくだから、企業熱きげふねつ下火したびになつた今日こんにちいへども日本中にほんぢゆう澤山たくさんある會社くわいしやに、相應さうおうくちひとつやふたつあるのは、勿論もちろんであるが、親讓おやゆづりの山氣やまぎ何處どこかにひそんでゐるものとえて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
餘震よしん恐怖きようふせるため、消防しようぼう十分じゆうぶん實力じつりよく發揮はつきすることが出來できなかつたとは、しば/\專門せんもん消防手しようぼうしゆから述懷じつかいであるが、著者ちよしや此種このしゆ人士じんし餘震よしん誤解ごかいしてゐるのを、もつと遺憾いかんおもふものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
らばに、專門せんもんに、これを研究的けんきうてきあつめるひとるか。
そのころにはすでに土器どきつく專門せんもん技術者ぎじゆつしやもゐたのでせうけれども、のち時代じだいのようにたくさんの土器どき一時いちじ製造せいぞうするようなことはすくなかつたらしく
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
A 葉書はがきくわんするきみ知識ちしき非常ひじやう豐富ほうふだね。をんなはなしばかりが專門せんもんかと思つたら、葉書はがきの話も專門せんもんだね。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
さらにロンドンには古代こだい繪畫かいがばかりをあつめた博物館はくぶつかんだとか、肖像畫しようぞうが專門せんもんならべた博物館はくぶつかんだとか、ロンドンかんする歴史れきし材料ざいりようあつめた博物館はくぶつかんだとか
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
B べつ專門せんもんといふわけでもないが、政治せいぢはなしよりをんなはなしはう面白おもしろい。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)