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和女
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そなた
ふりがな文庫
“
和女
(
そなた
)” の例文
和女
(
そなた
)
は人殺しの罪に汚れた身で到底此の丸部道九郎の妻には出来ぬのみか此の家へ置くも汚らわしいから用意の出来次第に此の家を
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
潤
(
うるほ
)
せしが此方に向ひてコリヤ娘必ず泣な我も泣じ
和女
(
そなた
)
を
育
(
そだ
)
て此年月
能
(
よき
)
婿
(
むこ
)
取んと思ふ所へ幸ひなるかなと今度の婚姻
無上
(
こよなき
)
親娘
(
おやこ
)
が悦びを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
和女
(
そなた
)
は森林を探検して、何も不思議な物を見なかったか」と問えば、一番目の娘は澄ました顔で
黄金の腕環:流星奇談
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
もしまた当地滞留中いささかも行いを
濫
(
みだ
)
さなんだら、
和女
(
そなた
)
われに五百金銭を持って来なと
賭
(
かけ
)
をした。それからちゅうものは前に倍して
繁
(
しげ
)
く来り媚び
諂
(
へつら
)
うに付けて、商主ますます心を守って傾く事なし。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
堪忍
(
かんにん
)
せよかし
和女
(
そなた
)
にまで
苦
(
く
)
をかけてあらぬ
思
(
おも
)
ひに
心
(
こゝろ
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
「それは気のどく、
和女
(
そなた
)
はどうした素性の者じゃ」
魔王物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
頼みたく今日は
和女
(
そなた
)
の歸りをば實は
二個
(
ふたり
)
で待てゐたりと言ばお金は
斑
(
まばら
)
なる
齒
(
は
)
を
顯
(
あらは
)
して打笑ひ然いふ目出度お話と聞ては
吾儕
(
わたし
)
も實に
嬉
(
うれ
)
しく斯いふ事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
実は是なるお浦が是非とも
和女
(
そなた
)
に逢い、前の無礼を親しく詫びたいと云い、私に和女の居る所を
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
流星の消えた場所には何か不思議な物が落ちて居ると云われて居る、夫れは本当か
嘘
(
うそ
)
か分らぬが、兎に角今あの
淋
(
さび
)
しい森林の中へは流星が落ちた、
和女
(
そなた
)
等
(
ら
)
は
未
(
ま
)
だあの森林の中へ入った事はあるまいが
黄金の腕環:流星奇談
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
三郎
(
さぶろう
)
さまと申のなり
此頃
(
このごろ
)
來
(
き
)
給
(
たま
)
ひしは
和女
(
そなた
)
が
丁度
(
ちやうど
)
不在
(
るす
)
の
時
(
とき
)
よ一
ト
足
(
あし
)
違
(
ちが
)
ひに
御歸宅
(
ごきたく
)
ゆゑ
知
(
し
)
らぬのは
道理
(
どうり
)
と
云
(
い
)
ひかけてお
八重
(
やへ
)
の
顏
(
かほ
)
さしのぞき
此願
(
このねが
)
ひ
若
(
も
)
し
叶
(
かな
)
はゞ
生涯
(
しやうがい
)
の
大恩
(
だいおん
)
ぞかし
諄
(
くど
)
うは
云
(
い
)
はぬ
心
(
こゝろ
)
は
是
(
これ
)
よと
合
(
あ
)
はす
手
(
て
)
に
嬉
(
うれ
)
しき
色
(
いろ
)
はあらはれたり
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
晴
(
はら
)
す其爲に
刄
(
やいば
)
を振つて
仇
(
あだ
)
を
斃
(
たふ
)
す實に見上げたる
和女
(
そなた
)
が
心底
(
しんてい
)
年まだ
二十歳
(
はたち
)
に足らざる少女の爲可き
業
(
わざ
)
にはあらざりける男
勝
(
まさり
)
の
擧動
(
ふるまひ
)
こそ親
恥
(
はづか
)
しき
天晴
(
あつぱれ
)
女然れども人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これ/\、
和女
(
そなた
)
は今夜
何
(
ど
)
うかして居るよ、
毎
(
いつ
)
もと違い余り小説じみた事を
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「
和女
(
そなた
)
も矢張り不思議な物を見なかったか」
黄金の腕環:流星奇談
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
互
(
たが
)
ひぞとて
御優
(
おやさ
)
しき
御詞
(
おことば
)
我
(
われ
)
もしきりに
嬉
(
うれ
)
しくて
尋
(
たづ
)
ぬる
人
(
ひと
)
ありとこそ
明
(
あか
)
さゞりしが
種々
(
いろ/\
)
との
物語
(
ものがたり
)
に
和女
(
そなた
)
の
母御
(
はゝご
)
は
斯々
(
かく/\
)
の
人
(
ひと
)
ならずやと
思
(
おも
)
ひ
寄
(
よ
)
らぬ
御問
(
おと
)
ひ
誠
(
まこと
)
に
若
(
し
)
かぞ
何
(
なん
)
として
御存
(
ごぞん
)
じと
云
(
い
)
へば
忘
(
わす
)
れて
成
(
な
)
るべきか
和女
(
そなた
)
と
我
(
わ
)
れとは
兄弟
(
きやうだい
)
ぞかし
我
(
わ
)
れは
梨本
(
なしもと
)
の
優
(
いう
)
なるを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と
或時
(
あるとき
)
泣
(
な
)
きしにお
高
(
たか
)
同
(
おな
)
じく
涙
(
なみだ
)
になりて
私
(
わたし
)
の
心
(
こゝろ
)
知
(
し
)
るものは
和女
(
そなた
)
ばかり
芳
(
よし
)
さまのことは
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
りても
御兩親
(
ごりやうしん
)
の
行末
(
ゆくすゑ
)
が
心配
(
しんぱい
)
なり
明日
(
あす
)
が
日
(
ひ
)
我
(
わ
)
が
身
(
み
)
縁
(
えん
)
に
附
(
つ
)
きなば
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
自由
(
じいう
)
は
叶
(
かな
)
ふまじ
其時
(
そのとき
)
たのむは
和女
(
そなた
)
ぞかし
父
(
とゝ
)
さまのお
心
(
こゝろ
)
よく
取
(
と
)
りて
松澤
(
まつざは
)
さまとの
中
(
なか
)
昔
(
むかし
)
の
通
(
とほ
)
りにして
欲
(
ほ
)
しゝ
是
(
こ
)
れ
一
(
ひと
)
つがお
頼
(
たの
)
みぞとて
兩手
(
りやうて
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“和女”で始まる語句
和女郎