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こせき
ふりがな文庫
“
古跡
(
こせき
)” の例文
初君が
古跡
(
こせき
)
今
寺泊
(
てらどまり
)
に
在
(
あ
)
り、
里俗
(
りぞく
)
初君
屋敷
(
やしき
)
といふ。
貞享
(
ぢやうきやう
)
元年
釈門万元
(
しやくもんまんげん
)
記
(
しるす
)
といふ初君が哥の
碑
(
いしぶみ
)
ありしが、
断破
(
かけやぶれ
)
しを
享和年間
(
きやうわねんかん
)
里入
(
りじん
)
重修
(
ちようしう
)
して今に
存
(
そん
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
雑草の中から、
覗
(
のぞ
)
いてみると、下は、関の
古跡
(
こせき
)
の裏街道、
峨々
(
がが
)
たる岩の根に添って、海のような竹林がつづいている。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
趣
(
おもむき
)
は
違
(
ちが
)
ふけれども、
園
(
その
)
は、
名所
(
めいしよ
)
にも、
古跡
(
こせき
)
にも、あんな
景色
(
けしき
)
はまたあるまいと
思
(
おも
)
ふ
処
(
ところ
)
を、
前刻
(
さつき
)
も一
度
(
ど
)
通
(
とほ
)
つて
来
(
き
)
た。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
境内
(
けいだい
)
に
石碑
(
せきひ
)
があつて、
慶長
(
けいちょう
)
五年
関
(
せき
)
ヶ
原
(
はら
)
役
(
えき
)
の時に、
山内一豊
(
やまのうちかずとよ
)
がこゝに
茶亭
(
ちゃてい
)
を築いて、東海道を
攻
(
せ
)
め
上
(
のぼ
)
つて来た徳川家康を
饗
(
もてな
)
した
古跡
(
こせき
)
であるといふことが彫刻されてゐる。
小夜の中山夜啼石
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
獨逸等
(
ドイツとう
)
音
(
おと
)
に
名高
(
なだか
)
き
國々
(
くに/″\
)
の
名所
(
めいしよ
)
古跡
(
こせき
)
を
遍歴
(
へんれき
)
して、
其間
(
そのあひだ
)
に
月
(
つき
)
を
閲
(
けみ
)
すること二十
有餘箇月
(
いうよかげつ
)
、
大約
(
おほよそ
)
一
萬
(
まん
)
五
千里
(
せんり
)
の
長途
(
ながたび
)
を
後
(
あと
)
にして、
終
(
つひ
)
に
伊太利
(
イタリー
)
に
入
(
ゐ
)
り、
往昔
(
むかし
)
から
美術國
(
びじゆつこく
)
の
光譽
(
ほまれ
)
高
(
たか
)
き
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
彼等はどうせ
他
(
ひと
)
の
拵
(
こしら
)
えたものだという
料簡
(
りょうけん
)
で、
毫
(
ごう
)
も人力に対して尊敬を払わない引き方をする。
海城
(
かいじょう
)
というところで
高麗
(
こま
)
の
古跡
(
こせき
)
を見に行った時なぞは、尻が
蒲団
(
ふとん
)
の上に落ちつく暇がないほど揺れた。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
も見たる
序
(
ついで
)
に名所
古跡
(
こせき
)
をも見物爲べし江戸へ下りては重て見物に上るも難かるべしと云ばお花も
悦
(
よろこ
)
び見物いたし度といふにぞ友次郎はお花を連て人の
後
(
あと
)
に付行程に頓て京都九條通りへ
出
(
いで
)
此處
(
ここ
)
にて宿屋を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
日蓮上人、
為兼卿
(
ためかねきやう
)
、遊女
初君
(
はつきみ
)
等
(
とう
)
の
古跡
(
こせき
)
もたづねばやとおもひしに、越後に入りてのち
気運
(
きうん
)
順
(
じゆん
)
を
失
(
うしな
)
ひ、
年
(
とし
)
稍
(
やゝ
)
倹
(
けん
)
して
穀
(
こく
)
の
価
(
ねだん
)
日々に
躍
(
あがり
)
、
人気
(
じんき
)
穏
(
おだやか
)
ならず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
お
船藏
(
ふなぐら
)
がつい
近
(
ちか
)
くつて、
安宅丸
(
あたかまる
)
の
古跡
(
こせき
)
ですからな。いや、
然
(
さ
)
ういへば、
遠目鏡
(
とほめがね
)
を
持
(
も
)
つた
氣
(
き
)
で……あれ、ご
覽
(
ろう
)
じろ——と、
河童
(
かつぱ
)
の
兒
(
こ
)
が
囘向院
(
ゑかうゐん
)
の
墓原
(
はかばら
)
で
惡戲
(
いたづら
)
をしてゐます。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
初君が
古跡
(
こせき
)
今
寺泊
(
てらどまり
)
に
在
(
あ
)
り、
里俗
(
りぞく
)
初君
屋敷
(
やしき
)
といふ。
貞享
(
ぢやうきやう
)
元年
釈門万元
(
しやくもんまんげん
)
記
(
しるす
)
といふ初君が哥の
碑
(
いしぶみ
)
ありしが、
断破
(
かけやぶれ
)
しを
享和年間
(
きやうわねんかん
)
里入
(
りじん
)
重修
(
ちようしう
)
して今に
存
(
そん
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
日蓮上人、
為兼卿
(
ためかねきやう
)
、遊女
初君
(
はつきみ
)
等
(
とう
)
の
古跡
(
こせき
)
もたづねばやとおもひしに、越後に入りてのち
気運
(
きうん
)
順
(
じゆん
)
を
失
(
うしな
)
ひ、
年
(
とし
)
稍
(
やゝ
)
倹
(
けん
)
して
穀
(
こく
)
の
価
(
ねだん
)
日々に
躍
(
あがり
)
、
人気
(
じんき
)
穏
(
おだやか
)
ならず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
外
(
そと
)
百番の
謡
(
うたひ
)
に見えし松山
鏡
(
かゞみ
)
といふも此地也。そのうたひにある鏡が池の
古跡
(
こせき
)
もこゝにあり、今は池にもあらぬやうに
埋
(
うづも
)
れたれど、その
跡
(
あと
)
とてのこれり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
蒲原郡
(
かんばらごほり
)
の
伊弥彦山
(
いやひこさん
)
(弥一作夜)
伊弥彦社
(
いやひこのやしろ
)
を当国第一の
古跡
(
こせき
)
とす。
祭
(
まつ
)
るところの御神は
饒速日命
(
にぎはやひのみこと
)
の御子
天香語山命
(
あまのかごやまのみこと
)
なり。
元明天皇
(
げんみやうてんわう
)
の
和銅
(
わだう
)
二年の
垂跡
(
すゐしやく
)
とす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代