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前進
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ぜんしん
ふりがな文庫
“
前進
(
ぜんしん
)” の例文
其
(
それ
)
が
大雪
(
おほゆき
)
のために
進行
(
しんかう
)
が
續
(
つゞ
)
けられなくなつて、
晩方
(
ばんがた
)
武生驛
(
たけふえき
)
(
越前
(
ゑちぜん
)
)へ
留
(
とま
)
つたのです。
強
(
し
)
ひて
一町場
(
ひとちやうば
)
ぐらゐは
前進
(
ぜんしん
)
出來
(
でき
)
ない
事
(
こと
)
はない。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
又
(
また
)
鎔岩
(
ようがん
)
が
次第
(
しだい
)
に
冷却
(
れいきやく
)
して
來
(
く
)
るとどんな
成分
(
せいぶん
)
のものも
流動
(
りゆうどう
)
し
難
(
がた
)
くなり、
其後
(
そのご
)
は
固形
(
こけい
)
の
岩塊
(
がんかい
)
が
先頭
(
せんとう
)
の
岩塊
(
がんかい
)
を
踏
(
ふ
)
み
越
(
こ
)
えて
前進
(
ぜんしん
)
するのみである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「
留
(
とま
)
つとつちやいかん。
用
(
よう
)
のない
者
(
もの
)
はずんずん
前進
(
ぜんしん
)
する‥‥」と、
騷
(
さわ
)
ぎの
最中
(
さいちう
)
に
小隊長
(
せうたいちやう
)
の
大島少尉
(
おほしませうゐ
)
ががみがみした
聲
(
こゑ
)
で
呶鳴
(
どな
)
つた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
利害
(
りがい
)
の
打算
(
ださん
)
から
云
(
い
)
へば
無論
(
むろん
)
の
事
(
こと
)
、
單
(
たん
)
に
隣人
(
りんじん
)
の
交際
(
かうさい
)
とか
情誼
(
じやうぎ
)
とか
云
(
い
)
ふ
點
(
てん
)
から
見
(
み
)
ても、
夫婦
(
ふうふ
)
はこれよりも
前進
(
ぜんしん
)
する
勇氣
(
ゆうき
)
を
有
(
も
)
たなかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
話
(
はなし
)
かわって、こちらは、
戦場
(
せんじょう
)
であります。
敵
(
てき
)
は、
手
(
て
)
ごわくわが
軍
(
ぐん
)
の
前進
(
ぜんしん
)
をさまたげている。
忠
(
ちゅう
)
一の
部隊
(
ぶたい
)
は、クリークをへだてて、その
敵
(
てき
)
と
向
(
む
)
かいあっていました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
つばさをひろげて、
羽
(
は
)
ばたいてみましたが、からだがうまく持ちあがりません。キツネたちは、ガチョウが、飛ぶことができないと見てとりますと、いきおいづいて
前進
(
ぜんしん
)
しました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
見はるかす
積雪
(
せきせつ
)
の原である。何か氷山の一部らしい。その広野の中を自然に細長い行列を組んでモーニング姿の者が
前進
(
ぜんしん
)
して先方の低い
丘陵
(
きゅうりょう
)
のかなたに消えて行く、何千という数だろう。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
然
(
しか
)
りと雖も
前途
(
ぜんと
)
嶮
(
けん
)
益
(
ます/\
)
嶮
(
けん
)
にして、人跡
猶
(
なほ
)
未到の
地
(
ち
)
、
果
(
はた
)
して予定に
違
(
ちが
)
はざるなきや、之を
思
(
おも
)
へば一喜一憂
交々
(
こも/\
)
到
(
いた
)
る、万艱を
排
(
はい
)
して
前進
(
ぜんしん
)
し野猪の
勇
(
ゆう
)
を之れ
貴
(
たつと
)
ぶのみと、一行又
熊笹
(
くまささ
)
の
叢中
(
さうちう
)
に頭を
没
(
ぼつ
)
して
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
じりじりと
前進
(
ぜんしん
)
した。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
前進
(
ぜんしん
)
だ
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
そこはありのほうが
勇敢
(
ゆうかん
)
で、
友
(
とも
)
の
屍
(
かばね
)
の
上
(
うえ
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて、
目的
(
もくてき
)
に
向
(
む
)
かって
前進
(
ぜんしん
)
をつづけるというふうで、この
無抵抗
(
むていこう
)
の
抵抗
(
ていこう
)
には、こちらが、かえって
根負
(
こんま
)
けをしてしまったよ。そのとき、
感
(
かん
)
じたんだ。
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大火災
(
だいかさい
)
のときは、
地震
(
ぢしん
)
とは
無關係
(
むかんけい
)
に、
旋風
(
せんぷう
)
が
起
(
おこ
)
り
勝
(
が
)
ちである。
火先
(
ひさき
)
が
凹
(
なかくぼ
)
の
正面
(
しようめん
)
を
以
(
もつ
)
て
前進
(
ぜんしん
)
するとき、
其
(
その
)
曲
(
まが
)
り
角
(
かど
)
には
塵旋風
(
ちりせんぷう
)
と
名
(
な
)
づくべきものが
起
(
おこ
)
る。
又
(
また
)
川筋
(
かはすぢ
)
に
接
(
せつ
)
した
廣場
(
ひろば
)
は
移動旋風
(
いどうせんぷう
)
によつて
襲
(
おそ
)
はれ
易
(
やす
)
い。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
逃
(
に
)
げるをついげきして、
前進
(
ぜんしん
)
、また
前進
(
ぜんしん
)
したのでありました。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
前進
(
ぜんしん
)
。」
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
進
常用漢字
小3
部首:⾡
11画
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前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛