“膾炙:かいしゃ” の例文
“膾炙:かいしゃ”を含む作品の著者(上位) | 作品数 |
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吉川英治 | 3 |
福沢諭吉 | 2 |
芥川竜之介 | 2 |
正岡子規 | 2 |
夢野久作 | 2 |
“膾炙:かいしゃ”を含む作品のジャンル | 比率 |
---|---|
自然科学 > 植物学 > 植物学 | 8.3% |
社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題 | 1.1% |
文学 > 日本文学 > 日本文学 | 0.9% |
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
また此反歌は古来人口に膾炙し、叙景歌の絶唱とせられたものだが、まことにその通りで赤人作中の傑作である。
たとえば人口に膾炙した「やは肌の」の歌にしろ、そこには、綿々たる訴えはなくて、自分からの働きかけの姿があり、その働きかけは、
私はこのリドリング地方と云う名前が、僕が数日の間に、全英国の人口に膾炙した言葉となってしまった物語を、そのままここに述べてみることとする。
ルナールの作品としては、この『博物誌』が『にんじん』に次いで人口に膾炙している。
が、これらは、余り人口に膾炙しすぎて居りますから、ここにはわざと申上げません。
では、人口に膾炙している中里介山君の「大菩薩峠」の内から引例して見よう——。
後世田沼主殿頭が、まことにみじめに失脚した時、それを諷した阿呆陀羅経が作られ、一時人口に膾炙したが、それを作ったのが貝十郎であると、当時ひそかに噂された。
の一句は古今の傑作として人口に膾炙する所、馬丁走卒もなほかつこれを知る。しかもその意義を問へば一人のこれを説明する者あるなし。今これが説明を聴くを得んか。
平家の大軍七万余騎が、水鳥の羽音を敵襲と間違え、仰天して、都へ逃げ帰ってしまう。ということで、吾妻鏡を初め、盛衰記や平家物語でも、およそ人口に膾炙されているところだ。
「牡丹燈籠」は拙作『圓朝』の中でも記しておいたとおり、最も人口に膾炙された代表作である上に、「累ヶ淵」「皿山畸談」とともに今日のこっているものの最古の作品にかかっている。
どうかするとその警句が人口に膾炙したものだ。
かくの如く福岡の喜多流の今日在るは全く故只圓翁の遺徳を基礎としたもので、翁の遺訓は今以て他流の人士の間にも伝わり、翁の清廉無慾と翁の堂々たる芸風とは今も尚流内の人口に膾炙している。
人口に膾炙する『自然』についての小論の中で、ゲーテは云ふ、「過去も未来も自然は知らない。現在はそれの永遠である。」このやうにゲーテにとつて時間は現在であり、現在はまた永遠を意味する。
“膾炙”の意味
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