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篇
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ぺん
ふりがな文庫
“
篇
(
ぺん
)” の例文
そんなものは
皆
(
みな
)
自分が死んだ跡で、いつか亡びて無くなってしまうのである。自分が遺言として残して置くのは、一
篇
(
ぺん
)
の詩でなくてはならない。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
太史公
(
たいしこう
)
曰
(
いは
)
く、
世俗
(
せぞく
)
、
稱
(
しよう
)
する
所
(
ところ
)
の
(一一二)
師旅
(
しりよ
)
は、
皆
(
みな
)
、
孫子
(
そんし
)
十三
篇
(
ぺん
)
・
呉起
(
ごき
)
の
兵法
(
へいはふ
)
を
道
(
い
)
ふ。
世
(
よ
)
多
(
おほ
)
く
有
(
あ
)
り、
故
(
ゆゑ
)
に
論
(
ろん
)
ぜず。
其行事
(
そのかうじ
)
と
施設
(
しせつ
)
する
所
(
ところ
)
の
者
(
もの
)
とを
論
(
ろん
)
ず。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
今まで申し上げた事はこの講演の第一
篇
(
ぺん
)
に相当するものですが、私はこれからその第二篇に移ろうかと考えます。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかも、業
未
(
いま
)
だ成らざるに、この運命に立至った。曾て作るところの詩数百
篇
(
ぺん
)
、
固
(
もと
)
より、まだ世に行われておらぬ。遺稿の所在も
最早
(
もはや
)
判らなくなっていよう。
山月記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
さもないと、すべてが一
篇
(
ぺん
)
のお
伽噺
(
とぎばなし
)
のように
見
(
み
)
えて、さっぱり
値打
(
ねうち
)
がないものになりそうでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
今
(
いま
)
少時
(
しばし
)
、
※
(
ねえ
)
さんの
膝
(
ひざ
)
を
枕
(
まくら
)
の
假寐
(
かりね
)
に
結
(
むす
)
んだ
愛
(
あい
)
ちやんの
夢
(
ゆめ
)
、
解
(
と
)
いてほどけば
美
(
うつく
)
しい
花
(
はな
)
の
數々
(
かず/\
)
、
色鮮
(
いろあざや
)
かにうるはしきを
摘
(
つ
)
みなして、この一
篇
(
ぺん
)
のお
伽噺
(
とぎばなし
)
は
出來
(
でき
)
あがつたのです。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
女仙外史の人の愛読
耽翫
(
たんがん
)
を
惹
(
ひ
)
く
所以
(
ゆえん
)
のもの、決して
尠少
(
せんしょう
)
にあらずして、而して又実に一
篇
(
ぺん
)
の
淋漓
(
りんり
)
たる
筆墨
(
ひつぼく
)
、
巍峨
(
ぎが
)
たる結構を得る所以のもの、決して偶然にあらざるを見る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そういったものを背景にして、一
篇
(
ぺん
)
の小説を構想したりなんかしているんです。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
マクミラン会社出版の、
精
(
くわ
)
しい註釈を添えた書物であったから、理解するのに其れ程困難ではなかったが、しかし、正直に白状すると、己は
彼
(
あ
)
の一
篇
(
ぺん
)
を読み終った時、少からず失望した。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
向者
(
さき
)
より待合所の縁に
倚
(
よ
)
りて、一
篇
(
ぺん
)
の書を
繙
(
ひもと
)
ける二十四、五の
壮佼
(
わかもの
)
あり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
は
元來
(
ぐわんらい
)
愛國
(
あいこく
)
慷慨
(
かうがい
)
の
人
(
ひと
)
、
甞
(
かつ
)
て
北海
(
ほくかい
)
の
滊船
(
きせん
)
で
面會
(
めんくわい
)
した
時
(
とき
)
も、
談話
(
だんわ
)
爰
(
こゝ
)
に
及
(
およ
)
んだ
時
(
とき
)
、
彼
(
かれ
)
はふと
衣袋
(
ポツケツト
)
の
底
(
そこ
)
を
探
(
さぐ
)
つて、
昨夜
(
さくや
)
旅亭
(
りよてい
)
の
徒然
(
つれ/″\
)
に
作
(
つく
)
つたのだと
言
(
い
)
つて、一
篇
(
ぺん
)
の
不思議
(
ふしぎ
)
な
新體詩
(
しんたいし
)
を
示
(
しめ
)
された。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
孫子武
(
そんしぶ
)
は
齊人也
(
せいひとなり
)
。
兵法
(
へいはふ
)
を
以
(
もつ
)
て
呉王闔廬
(
ごわうかふろ
)
に
見
(
まみ
)
ゆ。
闔廬
(
かふろ
)
曰
(
いは
)
く、
(一)
『
子
(
し
)
の十三
篇
(
ぺん
)
吾
(
われ
)
盡
(
ことごと
)
く
之
(
これ
)
を
觀
(
み
)
る。
(二)
以
(
もつ
)
て
小
(
すこ
)
しく
試
(
こころ
)
みに
兵
(
へい
)
を
勒
(
ろく
)
す
可
(
べ
)
きか』と。
對
(
こた
)
へて
曰
(
いは
)
く、『
可
(
か
)
なり』と。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
孝孺の
宋潜渓
(
そうせんけい
)
に知らるゝや、
蓋
(
けだ
)
し
其
(
そ
)
の
釈統
(
しゃくとう
)
三
篇
(
ぺん
)
と
後正統論
(
こうせいとうろん
)
とを
以
(
もっ
)
てす。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
篇
漢検準1級
部首:⽵
15画
“篇”を含む語句
一篇
短篇
長篇
短篇集
原始人文篇
珠玉篇
急就篇
金椏篇
詩篇
千篇一律
本篇
老兎巫蠱篇
通篇
短篇小説
篇什
累篇
百篇
目篇
発端篇
瑯琊代酔篇
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