“向者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さき33.3%
さきのほど33.3%
さつき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向者さきより待合所の縁にりて、一ぺんの書をひもとける二十四、五の壮佼わかものあり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
向者さきのほどは腕車を流眄しりめに見て、いとも揚々たりし乗り合いの一人いちにん
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ともしや後悔しておいでなんぢやなからうかと思ふと、私だつて好い気持はしないもんだから、つい向者さつきはあんなに言過ぎて、私は誠に済みませんでした。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)