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注意深
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ちゅういぶか
ふりがな文庫
“
注意深
(
ちゅういぶか
)” の例文
白鳥
(
はくちょう
)
は、
注意深
(
ちゅういぶか
)
くその
広場
(
ひろば
)
に
降
(
お
)
りたのであります。そして、そこに、
一人
(
ひとり
)
の
少年
(
しょうねん
)
が
草
(
くさ
)
の
上
(
うえ
)
にすわって、
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
いているのを
見
(
み
)
ました。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それでいて
足音
(
あしおと
)
は
極
(
ご
)
く
静
(
しずか
)
で、
歩
(
ある
)
く
様子
(
ようす
)
は
注意深
(
ちゅういぶか
)
い
忍足
(
しのびあし
)
のようである。
狭
(
せま
)
い
廊下
(
ろうか
)
で
人
(
ひと
)
に
出遇
(
であ
)
うと、まず
道
(
みち
)
を
除
(
よ
)
けて
立留
(
たちどま
)
り、『
失敬
(
しっけい
)
』と、さも
太
(
ふと
)
い
声
(
こえ
)
で
云
(
い
)
いそうだが、
細
(
ほそ
)
いテノルでそう
挨拶
(
あいさつ
)
する。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
正直
(
しょうじき
)
な、やさしい
雷
(
かみなり
)
は、
黒
(
くろ
)
い、
太
(
ふと
)
い
一筋
(
ひとすじ
)
の
電線
(
でんせん
)
が、
空中
(
くうちゅう
)
にあるのを
見
(
み
)
つけました。そして、
注意深
(
ちゅういぶか
)
く、その
線
(
せん
)
の
上
(
うえ
)
に
降
(
お
)
りました。
ぴかぴかする夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、ここに、こんな
人
(
ひと
)
の
通
(
とお
)
り
道
(
みち
)
があったのか? あの
臆病
(
おくびょう
)
な、
注意深
(
ちゅういぶか
)
いこまどりが、なんで
頼
(
たの
)
んでも、こんなところへ
巣
(
す
)
をかけよう。」
谷間のしじゅうから
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、たがいにジャックの
右
(
みぎ
)
になり、
左
(
ひだり
)
になりして、ジャックの
身
(
み
)
を
護衛
(
ごえい
)
するように
注意深
(
ちゅういぶか
)
く
先方
(
せんぽう
)
を
見
(
み
)
つめていました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
そして、しんがりを
注意深
(
ちゅういぶか
)
い
B
(
ビー
)
がんがつとめ、
弱
(
よわ
)
いものをば
列
(
れつ
)
の
真
(
ま
)
ん
中
(
なか
)
にいれて、
長途
(
ちょうと
)
の
旅
(
たび
)
についたのであります。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、どんなものに
対
(
たい
)
しても
注意深
(
ちゅういぶか
)
く、また
耳
(
みみ
)
ざとい
鳥
(
とり
)
は
下
(
した
)
の
方
(
ほう
)
を
向
(
む
)
いて、すぐに
子供
(
こども
)
を
見
(
み
)
つけて、そのいうことをすっかり
聞
(
き
)
いたのでありました。
はてしなき世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どこから、あんな
弾丸
(
たま
)
が
飛
(
と
)
んできたのだろう……。」と、
彼
(
かれ
)
らは、
注意深
(
ちゅういぶか
)
く、あたりをながめていました。
温泉へ出かけたすずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまは、うれしく
思
(
おも
)
われました。しかし、なかなか
注意深
(
ちゅういぶか
)
いお
方
(
かた
)
でありましたから、ただ
一人
(
ひとり
)
の
家来
(
けらい
)
のいったことだけでは、
安心
(
あんしん
)
をいたされませんでした。
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
悪魔
(
あくま
)
が
聞
(
き
)
いているといけないから、だまっていよう。」と、
善
(
ぜん
)
ちゃんは、
注意深
(
ちゅういぶか
)
くいいませんでした。
草原の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「まあ、ああいって
呼
(
よ
)
んでいるのだ、いってみよう。」と、
残
(
のこ
)
った
群
(
む
)
れは、それから
注意深
(
ちゅういぶか
)
く
下
(
した
)
のようすを
探
(
さぐ
)
りながら、ぐるぐると
空
(
そら
)
をまわってだんだん
下
(
した
)
へ
降
(
お
)
りてきました。
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
主人
(
しゅじん
)
は、よく
咲
(
さ
)
いた、
花弁
(
はなびら
)
を
落
(
お
)
とさないように、
注意深
(
ちゅういぶか
)
く、二
本
(
ほん
)
のばらを
抜
(
ぬ
)
きながら
花と少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
独
(
ひと
)
り
言
(
ごと
)
をしながら、
注意深
(
ちゅういぶか
)
く、
細
(
ほそ
)
い
竹
(
たけ
)
に
小刀
(
こがたな
)
で
穴
(
あな
)
をあけていたのです。しかし、
若竹
(
わかたけ
)
で
柔
(
やわ
)
らかくて、うまく
思
(
おも
)
うようにいかなかったのです。
庭
(
にわ
)
のすみに、
寒竹
(
かんちく
)
が
生
(
は
)
えていました。
へちまの水
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ほかの
人
(
ひと
)
が、クロを
呼
(
よ
)
ぶと、すぐ
近
(
ちか
)
くまできて、
尾
(
お
)
を
振
(
ふ
)
るけれど、けっして、
頭
(
あたま
)
をなでようとしても、そばへはきませんでした。そして、
注意深
(
ちゅういぶか
)
く、
相手
(
あいて
)
の
顔色
(
かおいろ
)
をうかがっていました。
青い石とメダル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このとき、
年
(
とし
)
とった
工夫
(
こうふ
)
は、トンネルの
入
(
い
)
り
口
(
ぐち
)
にさしかかったのです。
彼
(
かれ
)
は、
注意深
(
ちゅういぶか
)
く
足
(
あし
)
もとを
見
(
み
)
つめて、一
歩
(
ぽ
)
、一
歩
(
ぽ
)
、
拾
(
ひろ
)
うようにして、
闇
(
やみ
)
のうちへ
吸
(
す
)
い
込
(
こ
)
まれるようにはいってきました。
老工夫と電灯:――大人の童話――
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
“注意”で始まる語句
注意
注意書
注意力
注意線
注意連
注意事項
注意人物