“電線”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんせん76.2%
はりがね23.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人ふたりは、往来おうらいえきほうかって、したのです。電線でんせんうえに、しろつきが、ぽかりとかんでいました。これをつけた、良二りょうじ
昼のお月さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
つい其処の歌舞伎座の書割かきわりにある様な紅味あかみを帯びた十一日の月が電線でんせんにぶら下って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
前の電線はりがねに雀がチユチユツと飛んで来てつるんだかと思ふとパツと別れた。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
電線はりがねに鳶の子が啼き月の夜に赤いくぴいひよろろろよ
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)