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受持
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うけもち
ふりがな文庫
“
受持
(
うけもち
)” の例文
愛
(
あい
)
ちやんは
只
(
たゞ
)
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
他
(
ほか
)
には
何
(
なん
)
にも
考
(
かんが
)
へつきませんでした、『それは
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
の
受持
(
うけもち
)
よ、
其
(
そ
)
の
事
(
こと
)
なら
夫人
(
ふじん
)
に
訊
(
たづ
)
ねた
方
(
はう
)
が
可
(
い
)
いわ』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それから
人間
(
にんげん
)
が
歿
(
なく
)
なる
場合
(
ばあい
)
にも、
第
(
だい
)
一に
受附
(
うけつ
)
けてくださるのが、
矢張
(
やは
)
り
産土
(
うぶすな
)
の
神様
(
かみさま
)
で、
誕生
(
たんじょう
)
のみが
決
(
けっ
)
してそのお
受持
(
うけもち
)
ではないのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
主婦が
受持
(
うけもち
)
のスープ鉢の前に坐り、客が主人と主婦との間に坐らされると、召使が子供たちの頸にナプキンを捲きつけた。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
光線
(
くわうせん
)
が
成
(
な
)
るべく
餘計
(
よけい
)
取
(
と
)
れる
樣
(
やう
)
に
明
(
あか
)
るく
拵
(
こし
)
らへた
部屋
(
へや
)
の
二側
(
ふたがは
)
に、
手術用
(
しゆじゆつよう
)
の
椅子
(
いす
)
を
四臺
(
よだい
)
程
(
ほど
)
据
(
す
)
ゑて、
白
(
しろ
)
い
胸掛
(
むねかけ
)
をかけた
受持
(
うけもち
)
の
男
(
をとこ
)
が、
一人
(
ひとり
)
づゝ
別々
(
べつ/\
)
に
療治
(
れうぢ
)
をしてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そこへどたどた
跫音
(
あしおと
)
がして、
受持
(
うけもち
)
の看護婦が飛びこんで来たが、看護婦は呼吸をはずませながら
天井裏の妖婆
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
は、
正午過
(
しやうごす
)
ぎ、
用事
(
ようじ
)
の
爲
(
ため
)
、
歸京
(
ききやう
)
されたので、
後
(
あと
)
を
大野助手
(
おほのぢよしゆ
)
が
主任
(
しゆにん
)
で
監督
(
かんとく
)
して
居
(
ゐ
)
ると、
午後
(
ごご
)
二
時頃
(
じごろ
)
に
至
(
いた
)
つて、
船町倉次郎
(
ふなまちくらじらう
)
受持
(
うけもち
)
の
山麓
(
さんろく
)
から、
多數
(
たすう
)
の
圓石
(
まるいし
)
を
發見
(
はつけん
)
した。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
こっちのスタンドには三年級
受持
(
うけもち
)
の倉持教諭が、同僚の化学の教師と共に話していた。
黒襟飾組の魔手
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
(
徐
(
しずか
)
に身を起す。)譬えば下手な俳優があるきっかけで舞台に出て
受持
(
うけもち
)
だけの
白
(
せりふ
)
を
饒舌
(
しゃべ
)
り、
周匝
(
まわり
)
の役者に構わずに
己
(
うぬ
)
が声を
己
(
うぬ
)
が聞いて何にも胸に感ぜずに楽屋に帰ってしまうように
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
宴席
(
えんせき
)
どなりの
空部屋
(
あきべや
)
へ
轉
(
ころ
)
げ
込
(
こ
)
むと、ぐたりと
寢
(
ね
)
たが、したゝか
反吐
(
へど
)
をついて、お
冷水
(
ひや
)
を
五杯
(
ごはい
)
飮
(
の
)
んだとやらで、ウイーと
受持
(
うけもち
)
の、
一番
(
いちばん
)
さんへ
床
(
とこ
)
を
取
(
と
)
りに
來
(
き
)
て、おや、
旦那
(
だんな
)
は
醉
(
よ
)
つて
轉
(
ころ
)
げてるね
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
偶
(
たま
)
には
局部的
(
きょくぶてき
)
の
風位
(
かぜくらい
)
は
起
(
おこ
)
せても、
大
(
おお
)
きな
自然現象
(
しぜんげんしょう
)
は
大抵
(
たいてい
)
皆
(
みな
)
竜神
(
りゅうじん
)
さんの
受持
(
うけもち
)
にかかり、とても
天狗
(
てんぐ
)
にはその
真似
(
まね
)
ができないと
申
(
もう
)
すことでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
如何
(
いか
)
に、
所
(
ところ
)
の
人
(
ひと
)
はわたり
候
(
さふらふ
)
か。——
番頭
(
ばんとう
)
を
呼
(
よび
)
だすも
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
だ。
手近
(
てぢか
)
なのは——
閑靜期
(
かんせいき
)
とかで
客
(
きやく
)
がないので、
私
(
わたし
)
どもが
一番
(
いちばん
)
の
座敷
(
ざしき
)
だから——
一番
(
いちばん
)
さん、
受持
(
うけもち
)
の
女中
(
ぢよちう
)
だが、……そも/\これには
弱
(
よわ
)
つた。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
襖をそっと開けて大きな
円髷
(
まるまげ
)
に
結
(
ゆ
)
った
受持
(
うけもち
)
の
婢
(
じょちゅう
)
が入って来た。
一握の髪の毛
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
つまり
病気
(
びょうき
)
には
病気
(
びょうき
)
直
(
なお
)
しの
神様
(
かみさま
)
、
武芸
(
ぶげい
)
には
武芸専門
(
ぶげいせんもん
)
の
神様
(
かみさま
)
、その
外
(
ほか
)
世界中
(
せかいじゅう
)
のありとあらゆる
仕事
(
しごと
)
は、それぞれ
皆
(
みな
)
受持
(
うけもち
)
の
神様
(
かみさま
)
があるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
受
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
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