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輕蔑
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けいべつ
ふりがな文庫
“
輕蔑
(
けいべつ
)” の例文
新字:
軽蔑
彼はこの問ひを少し急ぎ
氣味
(
ぎみ
)
に出した。彼はこの申出に對して怒つた、或ひは少くとも
輕蔑
(
けいべつ
)
した拒絶を半ば期待してゐるらしかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
自然
(
しぜん
)
、そこが
麻雀
(
マージヤン
)
の
長所
(
ちやうしよ
)
でもあり
短所
(
たんしよ
)
でもあつて、どつちかと
言
(
い
)
へば
玄人筋
(
くろうとすぢ
)
のガンブラアには
輕蔑
(
けいべつ
)
される
勝負事
(
しようぶごと
)
のやうに
思
(
おも
)
はれる。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
彼
(
かれ
)
は
微笑
(
びせう
)
を
以
(
もつ
)
て
苦
(
くるしみ
)
に
對
(
むか
)
はなかつた、
死
(
し
)
を
輕蔑
(
けいべつ
)
しませんでした、
却
(
かへ
)
つて「
此
(
こ
)
の
杯
(
さかづき
)
を
我
(
われ
)
より
去
(
さ
)
らしめよ」と
云
(
い
)
ふて、ゲフシマニヤの
園
(
その
)
で
祈祷
(
きたう
)
しました。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
八五郎はさう言つて、惚れた者の哀れさを
輕蔑
(
けいべつ
)
するより、武士の情け見たいな悲痛な顏をして見せたりするのです。
銭形平次捕物控:315 毒矢
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『
無論
(
むろん
)
お
前
(
まへ
)
には
解
(
わか
)
らないサ!』
帽子屋
(
ばうしや
)
は
輕蔑
(
けいべつ
)
するものゝ
如
(
ごと
)
く、
其
(
そ
)
の
頭
(
あたま
)
を
突
(
つ
)
き
出
(
だ
)
して
云
(
い
)
ひました。『
宜
(
い
)
いかい、
决
(
けつ
)
して
最
(
も
)
う
時間
(
じかん
)
の
事
(
こと
)
を
口
(
くち
)
にしないが
可
(
い
)
い!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
小六
(
ころく
)
は
實際
(
じつさい
)
こんな
用
(
よう
)
をするのを、
内心
(
ないしん
)
では
大
(
おほ
)
いに
輕蔑
(
けいべつ
)
してゐた。ことに
昨今
(
さくこん
)
自分
(
じぶん
)
が
已
(
や
)
むなく
置
(
お
)
かれた
境遇
(
きやうぐう
)
からして、
此際
(
このさい
)
多少
(
たせう
)
自己
(
じこ
)
を
侮辱
(
ぶじよく
)
してゐるかの
觀
(
くわん
)
を
抱
(
いだ
)
いて
雜巾
(
ざふきん
)
を
手
(
て
)
にしてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『ぢやあ、あなたは
私
(
わたし
)
を
輕蔑
(
けいべつ
)
してらつしやるんだ。』
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
自分は斯くの如く君を
輕蔑
(
けいべつ
)
してゐる
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
でも、リード夫人の時には、私が最善を盡してやつても、いつも
輕蔑
(
けいべつ
)
をもつて、鼻であしらはれてゐたことを覺えてゐる。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
いや
私
(
わたくし
)
の
知
(
し
)
らうと
思
(
おも
)
ふのは、
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
に
貴方
(
あなた
)
が
解悟
(
かいご
)
だの、
苦痛
(
くつう
)
だの、
其
(
そ
)
れに
對
(
たい
)
する
輕蔑
(
けいべつ
)
だの、
其他
(
そのた
)
の
事
(
こと
)
に
就
(
つ
)
いて
自
(
みづか
)
ら
精通家
(
せいつうか
)
と
認
(
みと
)
めてお
出
(
いで
)
なのですか。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
地者を
輕蔑
(
けいべつ
)
する癖が、當時の若い男のたしなみ見たいなもので、八五郎一人の罪では無かつたのですが、遊女崇拜の淺ましさが、妙に
疳
(
かん
)
にさはるのです。
銭形平次捕物控:280 華魁崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
輕蔑
(
けいべつ
)
せられて
愛
(
あい
)
ちやんは
堪
(
た
)
へ
切
(
き
)
れず、
忌々
(
いま/\
)
しさうに
起
(
た
)
ち
上
(
あが
)
つて、さつさと
歩
(
ある
)
き
出
(
だ
)
しました、
福鼠
(
ふくねずみ
)
は
眠
(
ねむ
)
つてゐるし、
誰
(
だ
)
れ
一人
(
ひとり
)
として
愛
(
あい
)
ちやんの
出
(
で
)
て
行
(
ゆ
)
くのを
氣
(
き
)
にするものはありませんでした
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
人生
(
じんせい
)
の
解悟
(
かいご
)
に
向
(
むか
)
つて
居
(
を
)
る
自由
(
じいう
)
なる
深
(
ふか
)
き
思想
(
しさう
)
と、
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
の
愚
(
おろか
)
なる
騷
(
さわぎ
)
に
對
(
たい
)
する
全然
(
ぜん/\
)
の
輕蔑
(
けいべつ
)
、
是
(
こ
)
れ
即
(
すなは
)
ち
人間
(
にんげん
)
の
之
(
こ
)
れ
以上
(
いじやう
)
のものを
未甞
(
いまだかつ
)
て
知
(
し
)
らぬ
最大幸福
(
さいだいかうふく
)
です。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
お茂は恥のない顏をあげて、
輕蔑
(
けいべつ
)
しきつたやうに笑ひました。白い齒が秋の陽に光つて、頬に渦卷く
笑靨
(
ゑくぼ
)
も、皮膚を
透
(
す
)
く血の色も、少し赤味を帶びた毛も、恐しく魅力的です。
銭形平次捕物控:102 金蔵の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「だつて、何千萬の人に何の
係合
(
かゝりあひ
)
があるの? 私の知つてる八十人は、私を
輕蔑
(
けいべつ
)
するわ。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
『お
前
(
まへ
)
に!』と
芋蟲
(
いもむし
)
は
輕蔑
(
けいべつ
)
して、『一
體
(
たい
)
お
前
(
まへ
)
は
誰
(
だれ
)
だい?』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
主人は
煙管
(
きせる
)
を叩いて、疊の上に
輕蔑
(
けいべつ
)
しきつた
小皺
(
こじわ
)
を寄せるのです。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お玉はそれを
輕蔑
(
けいべつ
)
し切つた樣子で、冷然と眺めて居ります。
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平山平助の顏には、妙に
輕蔑
(
けいべつ
)
しきつた色が浮ぶのでした。
銭形平次捕物控:186 御宰籠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お竹はひどく喜三郎を
輕蔑
(
けいべつ
)
して居る樣子です。
銭形平次捕物控:161 酒屋忠僕
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
輕
部首:⾞
14画
蔑
常用漢字
中学
部首:⾋
14画
“輕”で始まる語句
輕
輕業
輕捷
輕々
輕侮
輕氣球
輕少
輕微
輕舸
輕重