“けいべつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軽蔑95.7%
輕蔑4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一ばん近い肉親だ。それあ僕は、叔父さんには何かと我がままを言うよ。いやがらせを言ってやる事もある。軽蔑けいべつしてやる事もある。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
また遊女だからとて軽蔑けいべつするのはお師匠様の教えではありません。たとえ遊女でも純粋な恋をすれば、その恋は無垢むくな清いものです。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
かれ微笑びせうもつくるしみむかはなかつた、輕蔑けいべつしませんでした、かへつて「さかづきわれよりらしめよ」とふて、ゲフシマニヤのその祈祷きたうしました。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
八五郎はさう言つて、惚れた者の哀れさを輕蔑けいべつするより、武士の情け見たいな悲痛な顏をして見せたりするのです。
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)