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聲
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こえ
ふりがな文庫
“
聲
(
こえ
)” の例文
新字:
声
悪
(
わる
)
いラランも
少
(
すこ
)
しばかり
寂
(
さび
)
しくなつてきた。
今度
(
こんど
)
こそ
腹
(
はら
)
も
減
(
へ
)
つてきた。すると
突然
(
とつぜん
)
、ヱヴェレストの
頂上
(
てうじやう
)
から
大
(
おほ
)
きな
聲
(
こえ
)
で
怒鳴
(
どな
)
るものがあつた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
泣
(
な
)
く
聲
(
こゑ
)
、
喚
(
わめ
)
く
聲
(
こえ
)
、
哀
(
あはれ
)
に
救助
(
たすけ
)
を
求
(
もと
)
むる
聲
(
こゑ
)
は、
悽
(
すさ
)
まじき
怒濤
(
どとう
)
の
音
(
おと
)
と
打交
(
うちまじ
)
つて、
地獄
(
ぢごく
)
の
光景
(
ありさま
)
もかくやと
思
(
おも
)
はるゝばかり。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
暮色
(
ぼしよく
)
を
帶
(
お
)
びた
町
(
まち
)
はづれの
踏切
(
ふみき
)
りと、
小鳥
(
ことり
)
のやうに
聲
(
こえ
)
を
擧
(
あ
)
げた三
人
(
にん
)
の
子供
(
こども
)
たちと、さうしてその
上
(
うへ
)
に
亂落
(
らんらく
)
する
鮮
(
あざやか
)
な
蜜柑
(
みかん
)
の
色
(
いろ
)
と——すべては
汽車
(
きしや
)
の
窓
(
まど
)
の
外
(
そと
)
に、
瞬
(
またた
)
く
暇
(
ひま
)
もなく
通
(
とほ
)
り
過
(
す
)
ぎた。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
……と
聲
(
こえ
)
する。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこへまた、
何
(
なに
)
か
雷
(
かみなり
)
のやうに
怒鳴
(
どな
)
る
聲
(
こえ
)
がしたかと
思
(
おも
)
ふと、
小牛
(
こうし
)
ほどもある
硬
(
かた
)
い
氷
(
こほり
)
の
塊
(
かたまり
)
がピユーツと
墜
(
を
)
ちてきて、
真向
(
まつこう
)
からラランのからだを
撥
(
は
)
ね
飛
(
と
)
ばした。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
▼ もっと見る
吾等
(
われら
)
が
其
(
その
)
家
(
いへ
)
に
近
(
ちか
)
づいた
時
(
とき
)
、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
を
肩
(
かた
)
にした
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
一散
(
いつさん
)
に
走
(
はし
)
つて
行
(
い
)
つて、
快活
(
くわいくわつ
)
な
聲
(
こえ
)
で
叫
(
さけ
)
んだ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
聲
(
こえ
)
に
應
(
おう
)
じて、
家
(
いへ
)
に
殘
(
のこ
)
つて
居
(
を
)
つた
一團
(
いちだん
)
の
水兵
(
すいへい
)
は
一同
(
みな
)
部室
(
へや
)
から
飛
(
と
)
んで
出
(
で
)
た。いづれも
鬼神
(
きじん
)
を
挫
(
ひし
)
がんばかりなる
逞
(
たく
)
ましき
男
(
をとこ
)
が、
家
(
いへ
)
の
前面
(
ぜんめん
)
に
一列
(
いちれつ
)
に
並
(
なら
)
んで、
恭
(
うやうや
)
しく
敬禮
(
けいれい
)
を
施
(
ほどこ
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
〔ああ、ヱヴェレストはまだ
遠
(
とほ
)
いらしい。〕ペンペは
悲
(
かな
)
しい
聲
(
こえ
)
をあげて
泣
(
な
)
きだしたが、
自分
(
じぶん
)
の
聲
(
こえ
)
を
聴
(
き
)
いて
救
(
すく
)
ひに
来
(
く
)
るものも
無
(
な
)
いのかとおもふと、
腹
(
はら
)
が
立
(
た
)
つて、
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
が
茫
(
ぼう
)
ッとして
来
(
き
)
た。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
“聲(
声
)”の解説
声(こえ、聲、en: voice)は、動物の発声器官から発せられる音である。本項ではヒトの口や喉から発せられる音(人声)について扱う。
(出典:Wikipedia)
聲
部首:⽿
17画
“聲”を含む語句
低聲
聲色
笑聲
鋭聲
大聲
一聲
聲音
高聲
音聲
聲高
假聲
御聲
鹽辛聲
名聲
小聲
呼聲
泣聲
喊聲
濁聲
猫撫聲
...