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やながは
ふりがな文庫
“
柳川
(
やながは
)” の例文
さいはひに、
火
(
ひ
)
の
粉
(
こ
)
でない。
私
(
わたし
)
は
柳川
(
やながは
)
を
恩人
(
おんじん
)
だと
思
(
おも
)
ふ——
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
る。もう
一歩
(
ひとあし
)
來
(
き
)
やうが
遲
(
おそ
)
いと、
最早
(
もはや
)
言
(
ことば
)
を
費
(
つひや
)
すにおよぶまい。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『あゝ、
柳川
(
やながは
)
さん、
妾
(
わたくし
)
は、
貴方
(
あなた
)
と
此世
(
このよ
)
で
御目
(
おめ
)
に
掛
(
か
)
からうとは——。』と
言
(
い
)
つたまゝ、
其
(
その
)
美
(
うる
)
はしき
顏
(
かほ
)
は
私
(
わたくし
)
の
身邊
(
しんぺん
)
を
見廻
(
みまは
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
小説家の
柳川
(
やながは
)
春葉氏は大の子供好きだが、自分には子供が居無いので、
狗
(
いぬ
)
ころや小猫を
可愛
(
かあい
)
がつて、お客の前をも
厭
(
いと
)
はず、土足の
儘
(
まゝ
)
で
上下
(
あげおろ
)
しをするので
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
簡單な食事でも滿足してゐる私達の家では、たまに手造りの
柳川
(
やながは
)
なぞが食卓に上るのを馳走の時とする。
泥鰌
(
どぜう
)
は夏のものだが、私はあれを好む。年をとるにつれて殊にさうなつた。
短夜の頃
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
その
天麩羅屋
(
てんぷらや
)
の、しかも
蛤鍋
(
はまなべ
)
三錢
(
さんせん
)
と
云
(
い
)
ふのを
狙
(
ねら
)
つて、
小栗
(
をぐり
)
、
柳川
(
やながは
)
、
徳田
(
とくだ
)
、
私
(
わたし
)
……
宙外君
(
ちうぐわいくん
)
が
加
(
くは
)
はつて、
大擧
(
たいきよ
)
して
押上
(
おしあが
)
つた、
春寒
(
はるさむ
)
の
午後
(
ごご
)
である。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
濱島君
(
はまじまくん
)
よ、
心豐
(
こゝろゆた
)
かにいよ/\
榮
(
さか
)
え
玉
(
たま
)
へ、
君
(
きみ
)
が
夫人
(
ふじん
)
と
愛兒
(
あいじ
)
の
御身
(
おんみ
)
は、
此
(
この
)
柳川
(
やながは
)
の
生命
(
いのち
)
にかけても
守護
(
しゆご
)
しまいらすべし。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
下
(
お
)
りざまに、おゝ、
一手桶
(
ひとてをけ
)
持
(
も
)
つて
女中
(
ぢよちう
)
が、と
思
(
おも
)
ふ
鼻
(
はな
)
のさきを、
丸々
(
まる/\
)
とした
脚
(
あし
)
が
二本
(
にほん
)
、
吹
(
ふ
)
きおろす
煙
(
けむり
)
の
中
(
なか
)
を
宙
(
ちう
)
へ
上
(
あが
)
つた。すぐに
柳川
(
やながは
)
が
馳違
(
はせちが
)
つた。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
私
(
わたくし
)
こそ、
四年
(
よねん
)
前
(
まへ
)
に、
春枝夫人
(
はるえふじん
)
と
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
沈沒
(
ちんぼつ
)
に
別
(
わか
)
れた
柳川
(
やながは
)
です。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
あゝ、
泉君
(
いづみくん
)
ですか。……
先生
(
せんせい
)
からうかゞつて
存
(
ぞん
)
じて
居
(
を
)
ります。
何
(
ど
)
うも
然
(
さ
)
うらしいと
思
(
おも
)
ひました。
僕
(
ぼく
)
は
柳川
(
やながは
)
と
云
(
い
)
ふものです。
此頃
(
このごろ
)
から
參
(
まゐ
)
つて
居
(
を
)
ります。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
もりにかけとは
限
(
かぎ
)
らない。たとへば、
小栗
(
をぐり
)
があたり
芋
(
いも
)
をすゝり、
柳川
(
やながは
)
がはしらを
撮
(
つま
)
み、
徳田
(
とくだ
)
があんかけを
食
(
た
)
べる。お
酌
(
しやく
)
なきが
故
(
ゆゑ
)
に、
敢
(
あへ
)
て
世間
(
せけん
)
は
怨
(
うら
)
まない。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
……
間違
(
まちが
)
つたら、
許
(
ゆる
)
しツこ、たしか、
當
(
たう
)
、
時事新報
(
じじしんぱう
)
の
催
(
もよほ
)
しであつたと
思
(
おも
)
ふ。……
二人
(
ふたり
)
ともまだ
玄關
(
げんくわん
)
に
居
(
ゐ
)
たが、こんな
事
(
こと
)
は
大好
(
だいすき
)
だから
柳川
(
やながは
)
が
見物
(
けんぶつ
)
、
參觀
(
さんくわん
)
か、
參觀
(
さんくわん
)
した。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
第一
(
だいいち
)
女
(
をんな
)
どもが
寄着
(
よりつ
)
かない。おてうしが
一二本
(
いちにほん
)
、
遠見
(
とほみ
)
の
傍示
(
ばうじ
)
ぐひの
如
(
ごと
)
く
押立
(
おつた
)
つて、
廣間
(
ひろま
)
はガランとして
野
(
の
)
の
如
(
ごと
)
し。まつ
赤
(
か
)
になつた
柳川
(
やながは
)
が、
黄
(
き
)
なるお
羽織
(
はおり
)
……これが
可笑
(
をかし
)
い。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そのお
父
(
とう
)
さんを
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
るが、
攝津守
(
せつつのかみ
)
だか、
有鎭
(
ありしづ
)
だか、こゝが
柳川
(
やながは
)
の
説
(
せつ
)
だから
當
(
あて
)
には
成
(
な
)
らない。その
攝津守
(
せつつのかみ
)
が、
私
(
わたし
)
の
知
(
し
)
つてる
頃
(
ころ
)
は、五十七八の
年配
(
ねんぱい
)
、
人品
(
ひとがら
)
なものであつた。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
柳
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“柳川”で始まる語句
柳川君
柳川鍋
柳川紬
柳川春三
柳川春葉
柳川亭
柳川座
柳川藩
柳川兵団
柳川佐太夫