“柳川鍋”の読み方と例文
読み方割合
やながわなべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「えっ、どじょう。どじょう——って、あのひげのある、柳川鍋やながわなべにするお魚のことだろう。なぜこの土がどじょうなの」
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
人数にして三十人ばかり、丸煮やら柳川鍋やながわなべやら大湯呑に鬼菱おにびしというのを注がせて、さかんにあおりつけている。
柳川鍋やながわなべ。いけない、あすからペンネームを変えよう。ところで、こいつは誰だったっけ。物凄ものすごいぶおとこだなあ。思い出した。うちの社へ、原稿を持ち込んで来た文学青年だ。
渡り鳥 (新字新仮名) / 太宰治(著)