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舞臺
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ぶたい
ふりがな文庫
“
舞臺
(
ぶたい
)” の例文
新字:
舞台
何
(
な
)
にしろ
弱
(
よわ
)
つたらしい。……
舞臺
(
ぶたい
)
の
歸途
(
かへり
)
として、
今
(
いま
)
の
隧道
(
トンネル
)
を
越
(
こ
)
すのは、
芝居
(
しばゐ
)
の
奈落
(
ならく
)
を
潛
(
くゞ
)
るやうなものだ、いや、
眞個
(
まつたく
)
の
奈落
(
ならく
)
だつた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此地震史上
(
このぢしんしじよう
)
の
大事件
(
だいじけん
)
の
舞臺
(
ぶたい
)
が
未開
(
みかい
)
の
土地
(
とち
)
であるだけに、
記事
(
きじ
)
に
確信
(
かくしん
)
を
置
(
お
)
くわけにも
行
(
ゆ
)
かないが
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
わが國にもつたはつてたび/\
舞臺
(
ぶたい
)
で演じられ、すこし大げさにいふと、世界ぢうの
劇場
(
げきぢやう
)
の樣子が、この芝居一つのおかげできふにかはつたといはれるくらゐでしたし、作者のメーテルリンク氏は
はじめに:「青い鳥」訳者序
(旧字旧仮名)
/
楠山正雄
(著)
……
此
(
こ
)
の
狂言
(
きやうげん
)
はまだ
見
(
み
)
ないが、
古寺
(
ふるでら
)
の
廣室
(
ひろま
)
の
雨
(
あめ
)
、
孤屋
(
ひとつや
)
の
霧
(
きり
)
のたそがれを
舞臺
(
ぶたい
)
にして、ずらりと
此
(
こ
)
の
形
(
なり
)
で
並
(
なら
)
んだら、
並
(
なら
)
んだだけで、おもしろからう。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ついて
曲
(
まが
)
ると、
眞晝間
(
まつぴるま
)
の
幕
(
まく
)
を
衝
(
つ
)
と
落
(
おと
)
した、
舞臺
(
ぶたい
)
横手
(
よこて
)
のやうな、ずらりと
店
(
みせ
)
つきの
長
(
なが
)
い、
廣
(
ひろ
)
い
平屋
(
ひらや
)
が、
名代
(
なだい
)
の
團子屋
(
だんごや
)
。
但
(
たゞ
)
し
御酒肴
(
おんさけさかな
)
とも
油障子
(
あぶらしやうじ
)
に
記
(
しる
)
してある。
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
處
(
ところ
)
へ……せり
上
(
あが
)
つておいでなすつた
先生
(
せんせい
)
は、
舞臺
(
ぶたい
)
にしても
見
(
み
)
せたかつた。すつきり
男
(
をとこ
)
ぶりのいゝ
處
(
ところ
)
へ、よそゆきから
歸宅
(
きたく
)
のまゝの、りうとした
着
(
き
)
つけである。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
云
(
い
)
ふ
時
(
とき
)
、
袖崎
(
そでさき
)
に
續
(
つゞ
)
いて、
背後
(
うしろ
)
から
並
(
なら
)
んで
來
(
き
)
た五六
臺
(
だい
)
の
車
(
くるま
)
が、がら/\と
川縁
(
かはべり
)
を、
町
(
まち
)
へ
差
(
さ
)
して
通過
(
とほりす
)
ぎる。
看板
(
かんばん
)
の
薄黄色
(
うすきいろ
)
い
灯
(
ひ
)
が、
幕
(
まく
)
を
開
(
あ
)
けた
舞臺
(
ぶたい
)
を
走
(
はし
)
る
趣
(
おもむき
)
に
見
(
み
)
えた。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この
能役者
(
のうやくしや
)
は、
木曾
(
きそ
)
の
中津川
(
なかつがは
)
に
避暑中
(
ひしよちう
)
だつたが、
猿樂町
(
さるがくちやう
)
の
住居
(
すまひ
)
はもとより、
寶生
(
はうしやう
)
の
舞臺
(
ぶたい
)
をはじめ、
芝
(
しば
)
の
琴平町
(
ことひらちやう
)
に、
意氣
(
いき
)
な
稽古所
(
けいこじよ
)
の
二階屋
(
にかいや
)
があつたが、それもこれも
皆
(
みな
)
灰燼
(
くわいじん
)
して
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
最
(
も
)
う
恁
(
か
)
う
成
(
な
)
れば
度胸
(
どきよう
)
を
据
(
す
)
ゑて、
洒落
(
しや
)
れて
乘
(
の
)
る。……
室
(
しつ
)
はいづれも、
舞臺
(
ぶたい
)
のない、
大入
(
おほいり
)
の
劇場
(
げきぢやう
)
ぐらゐに
籠
(
こ
)
んで
居
(
ゐ
)
たが、
幸
(
さいは
)
ひに、
喜多八
(
きたはち
)
懷中
(
くわいちう
)
も
輕
(
かる
)
ければ、
身
(
み
)
も
輕
(
かる
)
い。
荷物
(
にもつ
)
はなし、お
剩
(
まけ
)
に
洋杖
(
ステツキ
)
が
細
(
ほそ
)
い。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
臺
部首:⾄
14画
“舞”で始まる語句
舞
舞台
舞踏
舞妓
舞踏会
舞踊
舞下
舞扇
舞上
舞殿