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氣取
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きど
ふりがな文庫
“
氣取
(
きど
)” の例文
新字:
気取
縹緻
(
きりやう
)
自慢だつたが(彼女は鏡を見る度に、自分の愛らしさを示されるので、それを押へることが出來なかつた)
氣取
(
きど
)
らなかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
お
前
(
まへ
)
の
父
(
とゝ
)
さんは
馬
(
うま
)
だねへと
言
(
い
)
はれて、
名
(
な
)
のりや
愁
(
つ
)
らき
子心
(
こゞころ
)
にも
顏
(
かほ
)
あからめるしほらしさ、
出入
(
でい
)
りの
貸座敷
(
いゑ
)
の
祕藏息子
(
ひざうむすこ
)
寮住居
(
りようずまひ
)
に
華族
(
くわぞく
)
さまを
氣取
(
きど
)
りて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
而
(
さう
)
して、まあ
或
(
あ
)
る
處
(
ところ
)
へ、
然
(
しか
)
るべき
家
(
うち
)
を
借
(
か
)
り
込
(
こ
)
むで、
庭
(
には
)
には
燈籠
(
とうろう
)
なり、
手水鉢
(
てうづばち
)
も、
一寸
(
ちよつと
)
したものがあらうといふ、
一寸
(
ちよつと
)
氣取
(
きど
)
つた
鳥屋
(
とりや
)
といふ
事
(
こと
)
に
話
(
はなし
)
が
定
(
きま
)
つた。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此
(
こ
)
の
代診
(
だいしん
)
は
脊
(
せ
)
の
小
(
ちひ
)
さい、
丸
(
まる
)
く
肥
(
ふと
)
つた
男
(
をとこ
)
、
頬髯
(
ほゝひげ
)
を
綺麗
(
きれい
)
に
剃
(
そ
)
つて、
丸
(
まる
)
い
顏
(
かほ
)
は
毎
(
いつ
)
も
好
(
よ
)
く
洗
(
あら
)
はれてゐて、
其
(
そ
)
の
氣取
(
きど
)
つた
樣子
(
やうす
)
で、
新
(
あたら
)
しいゆつとりした
衣服
(
いふく
)
を
着
(
つ
)
け、
白
(
しろ
)
の
襟飾
(
えりかざり
)
をした
所
(
ところ
)
は
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
マーキュ
白癩
(
びゃくらい
)
、あのやうな
變妙來
(
へんめうらい
)
な、
異樣
(
おつ
)
に
氣取
(
きど
)
った
口吻
(
ものいひ
)
をしをる
奴
(
やつ
)
は
斃
(
くたば
)
りをれ、
陳奮漢
(
ちんぷんかん
)
め! 「イエスも
照覽
(
せうらん
)
あれ、
拔群
(
ばっくん
)
な
劍士
(
けんし
)
でござる! いや、
拔群
(
ばっくん
)
な
丈夫
(
ますらを
)
でござる!」
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
氣取
(
きど
)
つた恰好をして、彼女はラ・フォンテエヌのお伽噺の“La Ligue des Rats”(鼠の同盟)をはじめた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
石鹸
(
しやぼん
)
の
氣取
(
きど
)
りたるも
買
(
か
)
ふめり、おぬひは
桂次
(
けいじ
)
が
未來
(
みらい
)
の
妻
(
つま
)
にと
贈
(
おく
)
りもの
〻中
(
なか
)
へ
薄藤色
(
うすふぢいろ
)
の
繻袢
(
じゆばん
)
の
襟
(
ゑり
)
に
白
(
しろ
)
ぬきの
牡丹花
(
ぼたんくわ
)
の
形
(
かた
)
あるをやりけるに、これを
眺
(
なが
)
めし
時
(
とき
)
の
桂次
(
けいじ
)
が
顏
(
かほ
)
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
縁
(
えん
)
の
角
(
かど
)
の
柱
(
はしら
)
に、
縋
(
すが
)
りながら、
恁
(
か
)
う
一
(
ひと
)
つ
氣取
(
きど
)
つて
立
(
た
)
つと、
爪尖
(
つまさき
)
が、すぐに
浴室
(
よくしつ
)
の
屋根
(
やね
)
に
屆
(
とゞ
)
いて、
透間
(
すきま
)
は、
巖
(
いは
)
も、
草
(
くさ
)
も、
水
(
みづ
)
の
滴
(
したゝ
)
る
眞暗
(
まつくら
)
な
崖
(
がけ
)
である。
危
(
あぶな
)
つかしいが、また
面白
(
おもしろ
)
い。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
自
(
じ
)
まんも
恐
(
おそ
)
ろしき
胴間聲
(
どうまごゑ
)
に
霞
(
かすみ
)
の
衣
(
ころも
)
衣紋坂
(
ゑもんざか
)
と
氣取
(
きど
)
るもあり、
力
(
りき
)
ちやんは
何
(
ど
)
うした
心意氣
(
こゝろいき
)
を
聞
(
き
)
かせないか、やつた/\と
責
(
せ
)
められるに、お
名
(
な
)
はさゝねど
此坐
(
このざ
)
の
中
(
なか
)
にと
普通
(
ついツとほり
)
の
嬉
(
うれ
)
しがらせを
言
(
い
)
つて
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
氣
部首:⽓
10画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“氣”で始まる語句
氣
氣色
氣味
氣遣
氣持
氣障
氣勢
氣質
氣分
氣高