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けいせい
ふりがな文庫
“
形勢
(
けいせい
)” の例文
實
(
じつ
)
に
前後
(
ぜんご
)
の
形勢
(
けいせい
)
と、かの七
隻
(
せき
)
の
船
(
ふね
)
の
有樣
(
ありさま
)
とで
見
(
み
)
ると、
今
(
いま
)
や
海蛇丸
(
かいだまる
)
は
明
(
あきらか
)
に
何事
(
なにごと
)
をか
我
(
わが
)
軍艦
(
ぐんかん
)
に
向
(
むか
)
つて
信號
(
しんがう
)
を
試
(
こゝろ
)
みる
積
(
つもり
)
だらう。けれど
私
(
わたくし
)
は
審
(
いぶ
)
かつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
数丈
(
すうじょう
)
うえのてっぺんに、
烏
(
からす
)
のようにとまった竹童、したり顔して、あたりの
形勢
(
けいせい
)
をとくと見とどけてのち、ふたたび
降
(
お
)
りてくると、こんどは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで
父子
(
おやこ
)
久しい
間
(
あひだ
)
反目
(
はんもく
)
の
形勢
(
けいせい
)
となツた。母夫人はまた、父子の間を
調停
(
てうてい
)
して、
冷
(
ひや
)
ツこい家庭を
暖
(
あたゝ
)
めやうとするだけ家庭主義の人では無かツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
形勢
(
けいせい
)
の
急
(
きゅう
)
なるは、幕末の時に
比
(
ひ
)
して
更
(
さ
)
らに急なるその
内乱
(
ないらん
)
危急
(
ききゅう
)
の場合に際し、外国人の
挙動
(
きょどう
)
は如何というに、
甚
(
はなは
)
だ
平気
(
へいき
)
にして
干渉
(
かんしょう
)
などの
様子
(
ようす
)
なきのみならず
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
お前さんのは
其処
(
そこ
)
にお
葉漬
(
はづけ
)
かありますよ、これは
儂
(
わたし
)
が
儂
(
わたし
)
のお
銭
(
あし
)
で買つたのですと
天丼
(
てんどん
)
を
抱
(
かゝ
)
へ
込
(
こ
)
み
候如
(
そろごと
)
きは
敢
(
あへ
)
て社会
下流
(
かりう
)
の事のみとも
限
(
かぎ
)
られぬ
形勢
(
けいせい
)
に
候
(
そろ
)
内職
(
ないしよく
)
と
人心
(
じんしん
)
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
▼ もっと見る
然
(
しか
)
れども
(一一五)
蚤
(
はや
)
く
患
(
うれひ
)
を
刑
(
けい
)
せらるるに
救
(
すく
)
ふ※
能
(
あた
)
はず。
呉起
(
ごき
)
、
武矦
(
ぶこう
)
に
説
(
と
)
くに
形勢
(
けいせい
)
の・
徳
(
とく
)
に
如
(
し
)
かざるを
以
(
もつ
)
てす。
然
(
しか
)
れども
之
(
これ
)
を
楚
(
そ
)
に
行
(
おこな
)
ふや、
(一一六)
刻暴
(
こくばう
)
少恩
(
せうおん
)
を
以
(
もつ
)
て
其躯
(
そのみ
)
を
亡
(
うしな
)
ふ。
悲
(
かな
)
しい
夫
(
かな
)
。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
形勢
(
けいせい
)
甚
(
はなは
)
だ
不穩
(
ふおん
)
なので、
余
(
よ
)
は
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も、
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
を
呼
(
よ
)
んで、
小聲
(
こごゑ
)
で。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
識らず
咽喉
(
いんこう
)
形勢
(
けいせい
)
の地
緑衣人伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
無論
(
むろん
)
、
立去
(
たちさ
)
つた
後
(
あと
)
でも、
永久
(
えいきゆう
)
に
日本帝國
(
につぽんていこく
)
の
領土
(
りようど
)
であるべき
事
(
こと
)
は
疑
(
うたがひ
)
を
容
(
い
)
れぬが、
茲
(
こゝ
)
に
頗
(
すこぶ
)
る
憂慮
(
ゆうりよ
)
に
堪
(
た
)
えぬのは、
今
(
いま
)
や、
眼
(
まなこ
)
を
放
(
はな
)
つて
天下
(
てんか
)
の
形勢
(
けいせい
)
を
眺
(
なが
)
むるに
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
菊池半助
(
きくちはんすけ
)
は、その人に会って、じぶんが
探知
(
たんち
)
した
裾野
(
すその
)
の
形勢
(
けいせい
)
をしさいに書面へしたため、それを浜松の本城へ、早打ちで送りとどけてもらうようにたのんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところが
形勢
(
けいせい
)
はガラリとかわって、なにごとぞ、四
天王
(
てんのう
)
以下の面々は名もなき野武士の
切
(
き
)
ッ
先
(
さき
)
にかけまわされ、
胡蝶
(
こちょう
)
の
陣
(
じん
)
の
変化自在
(
へんげじざい
)
の陣法にげんわくされて、浮き足みだしてくずれ立ってきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“形勢”の意味
《名詞》
形 勢(けいせい)
変化する物事のその時々の様子。
(出典:Wiktionary)
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“形”で始まる語句
形
形相
形見
形状
形骸
形容
形代
形跡
形成
形式