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光明
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くわうみやう
ふりがな文庫
“
光明
(
くわうみやう
)” の例文
が、
不斷
(
ふだん
)
だと、
魑魅
(
ちみ
)
を
消
(
け
)
す
光明
(
くわうみやう
)
で、
電燈
(
でんとう
)
を
燦
(
ぱつ
)
と
點
(
つ
)
けて、
畜生
(
ちくしやう
)
を
礫
(
つぶて
)
にして
追拂
(
おひはら
)
ふのだけれど、
此
(
こ
)
の
燈
(
あかり
)
の
覺束
(
おぼつか
)
なさは、
天井
(
てんじやう
)
から
息
(
いき
)
を
掛
(
か
)
けると
吹消
(
ふつけ
)
されさうである。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
俄商人
(
にはかあきんど
)
はカンテラの
光明
(
くわうみやう
)
と
木陰
(
こかげ
)
の
薄
(
うす
)
い
闇
(
やみ
)
との
間
(
あひだ
)
に
立
(
た
)
つた
其
(
そ
)
の
姿
(
すがた
)
が
明瞭
(
はつきり
)
と
見極
(
みきは
)
め
難
(
がた
)
いので、
頻
(
しき
)
りに
目
(
め
)
を
蹙
(
しか
)
めつゝ
求
(
もと
)
められる
儘
(
まゝ
)
に
筵
(
むしろ
)
の
端
(
はし
)
に
立
(
た
)
つて
西瓜
(
すゐくわ
)
を
出
(
だ
)
して
遣
(
や
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
老
(
おい
)
を
知
(
し
)
らなければ
老
(
お
)
いず、
僕
(
ぼく
)
は
池上權藏
(
いけがみごんざう
)
は
死
(
し
)
ぬるまで
老
(
おい
)
ないだらうと
思
(
おも
)
ひます、
死
(
し
)
ぬる
今
(
いま
)
はの
際
(
きは
)
にも、
彼
(
かれ
)
は
更
(
さら
)
に
一段
(
いちだん
)
の
光明
(
くわうみやう
)
なる
生命
(
せいめい
)
を
望
(
のぞ
)
んで
居
(
ゐ
)
るだらうと
思
(
おも
)
ひます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
漸
(
やうやく
)
雪の
止
(
やみ
)
たる時、雪を
掘
(
ほり
)
て
僅
(
わづか
)
に小
窗
(
まど
)
をひらき
明
(
あかり
)
をひく時は、
光明
(
くわうみやう
)
赫奕
(
かくやく
)
たる仏の国に生たるこゝち也。此外雪
籠
(
こも
)
りの
艱難
(
かんなん
)
さま/″\あれど、くだ/\しければしるさず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
なぜかといふに僕は昨冬、火難に
遭
(
あ
)
つて以来、全く前途の
光明
(
くわうみやう
)
を失つてゐたからである。
遍路
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
抑も
辻行灯
(
つじあんどう
)
廃
(
すた
)
れて
電気灯
(
でんきとう
)
の
光明
(
くわうみやう
)
赫灼
(
かくしやく
)
として
闇夜
(
やみよ
)
なき
明治
(
めいぢ
)
の
小説
(
せうせつ
)
が
社会
(
しやくわい
)
に於ける
影響
(
えいきやう
)
は
如何
(
いかん
)
。『
戯作
(
げさく
)
』と云へる
襤褸
(
ぼろ
)
を
脱
(
ぬ
)
ぎ『
文学
(
ぶんがく
)
』といふ
冠
(
かむり
)
着
(
つ
)
けしだけにても其
効果
(
かうくわ
)
の
著
(
いちゞ
)
るしく
大
(
だい
)
なるは
知
(
し
)
らる。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
その
光明
(
くわうみやう
)
のある
方向
(
はうかう
)
さへも、誰も
指
(
ゆび
)
さしてくれるものはなかつた。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
嗚呼
熾烈
(
しれつ
)
なる
光明
(
くわうみやう
)
の、狂へる如き
大旋轉
(
だいせんてん
)
よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
日は
搖
(
ゆら
)
ぎ、濃くも
腐
(
あざ
)
れし
光明
(
くわうみやう
)
は
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
光明
(
くわうみやう
)
歓喜
(
くわんぎ
)
の酒を浴ぶ。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
ああ
光明
(
くわうみやう
)
の御姿
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
両人
炬
(
たいまつ
)
をふりてらしてこゝかしこをみるに光るものさらになく、また
怪
(
あや
)
しむべきをみず、さては人のいふは
空言
(
そらごと
)
ならん、いざとて
皈
(
かへ
)
らんとしけるに、水上
俄
(
にはか
)
に
光明
(
くわうみやう
)
を
放
(
はな
)
つ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
久遠
(
くをん
)
にわたる
光明
(
くわうみやう
)
は
映
(
うつ
)
りたらずや
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
光明
(
くわうみやう
)
の
途
(
みち
)
にかざして
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
光明
(
くわうみやう
)
赫灼
(
かくしやく
)
のなかに
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
両人
炬
(
たいまつ
)
をふりてらしてこゝかしこをみるに光るものさらになく、また
怪
(
あや
)
しむべきをみず、さては人のいふは
空言
(
そらごと
)
ならん、いざとて
皈
(
かへ
)
らんとしけるに、水上
俄
(
にはか
)
に
光明
(
くわうみやう
)
を
放
(
はな
)
つ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此突如たる
光明
(
くわうみやう
)
に影も
停
(
とゞ
)
まりつ
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
そのとき
光明
(
くわうみやう
)
、その時
御胸
(
みむね
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“光明”の意味
《名詞》
光明(こうみょう、こうめい)
暗闇を照らす明るい光。
逆境にあるときに見出す希望。
仏・菩薩から発する光。
(出典:Wiktionary)
“光明”の解説
光明(こうみょう)とは、明るい光のこと。対義語は暗黒または無明。
(出典:Wikipedia)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“光明”で始まる語句
光明寺
光明皇后
光明院
光明子
光明遍照
光明優婆塞
光明蔵
光明道
光明峰寺
光明山