健全けんぜん)” の例文
そうしてそのにはあたたか健全けんぜんかがやきがある、かれはニキタをのぞくのほかは、たれたいしても親切しんせつで、同情どうじょうがあって、謙遜けんそんであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
二十五六さいころより毎日まいにち朝夕てうせき實行じつかうして、七十七さい今日こんにちおよび、爾來じらい數十年間すうじふねんかん頭痛づつうわすれ、健全けんぜんとなり、感冐かんばうをかされたることいま一度いちどもあらず。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
どうか、いつまでも、学校時代がっこうじだいつちかわれた健全けんぜん精神せいしんぬしであってくれ、そして、たとえとおくわかれていても、おたがいににぎってゆこうよ。
風雨の晩の小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
ふたりの境遇きょうぐうや、心までも、幸福に健全けんぜんにして、そして、この竹生島ちくぶしまをだしてやりたいと、かれは願った。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヒポコンデリアれいかなるやまいぞ。虚弱きよじやくなるひとのみこれむべきか、健全けんぜんなるひとこれあたはざるか、無學むがくこれまずかへつて學問がくもんこれ引由いんゆうし、無知むちこれまず、知識ちしきあるものこれことおほし。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
さうして其眼そのめにはあたゝか健全けんぜんかゞやきがある、かれはニキタをのぞくのほかは、たれたいしても親切しんせつで、同情どうじやうつて、謙遜けんそんであつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
健全けんぜん秩序ちつじょのなくなるということは、まっくらばんを、あかりをつけずに、みちあるくようなものです。ぼくには、ちょうど、そんなようなわびしさをかんじたのでした。
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むねみぎにつけられた、燦然さんぜんとしてかがや戦傷徽章せんしょうきしょうは、その戦功せんこう名誉めいよをあらわすものであると同時どうじに、これを健全けんぜん人々ひとびとは、この国家こっかのためにきずついた勇士ゆうしをいたわれという
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さうしてかれむかし生活せいくわつ健全けんぜんで、愉快ゆくわいで、興味きようみつたこと、其頃そのころ上流社會じやうりうしやくわいには知識ちしきつたとか、また其社會そのしやくわいでは廉直れんちよく友誼いうぎ非常ひじやうおもんじてゐたとか、證文しようもんなしでぜにしたとか
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
是迄これまで虚心きよしん平氣へいきで、健全けんぜんろんじてゐたが、一てう生活せいくわつ逆流ぎやくりうるゝや、たゞちくじけて落膽らくたんしづんでしまつた……意氣地いくぢい……人間にんげん意氣地いくぢいものです、貴方あなたとても猶且やはりうでせう
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そうしてかれむかし生活せいかつ健全けんぜんで、愉快ゆかいで、興味きょうみのあったこと、そのころ上流社会じょうりゅうしゃかいには知識ちしきがあったとか、またその社会しゃかいでは廉直れんちょく友誼ゆうぎ非常ひじょうおもんじていたとか、証文しょうもんなしでぜにしたとか
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
これまでは虚心きょしん平気へいきで、健全けんぜんろんじていたが、一ちょう生活せいかつ逆流ぎゃくりゅうるるや、ただちくじけて落胆らくたんしずんでしまった……意気地いくじい……人間にんげん意気地いくじいものです、貴方あなたとてもやはりそうでしょう
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)