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けんぜん
ふりがな文庫
“
健全
(
けんぜん
)” の例文
そうしてその
眼
(
め
)
には
暖
(
あたたか
)
な
健全
(
けんぜん
)
な
輝
(
かがやき
)
がある、
彼
(
かれ
)
はニキタを
除
(
のぞ
)
くの
外
(
ほか
)
は、
誰
(
たれ
)
に
対
(
たい
)
しても
親切
(
しんせつ
)
で、
同情
(
どうじょう
)
があって、
謙遜
(
けんそん
)
であった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
二十五六
歳
(
さい
)
の
頃
(
ころ
)
より
毎日
(
まいにち
)
朝夕
(
てうせき
)
實行
(
じつかう
)
して、七十七
歳
(
さい
)
の
今日
(
こんにち
)
に
及
(
およ
)
び、
爾來
(
じらい
)
數十年間
(
すうじふねんかん
)
頭痛
(
づつう
)
を
忘
(
わす
)
れ、
胃
(
ゐ
)
は
健全
(
けんぜん
)
となり、
感冐
(
かんばう
)
に
犯
(
をか
)
されたる
事
(
こと
)
未
(
いま
)
だ
一度
(
いちど
)
もあらず。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
どうか、いつまでも、
学校時代
(
がっこうじだい
)
に
培
(
つちか
)
われた
健全
(
けんぜん
)
な
精神
(
せいしん
)
の
持
(
も
)
ち
主
(
ぬし
)
であってくれ、そして、たとえ
遠
(
とお
)
くわかれていても、おたがいに
手
(
て
)
を
握
(
にぎ
)
り
合
(
あ
)
ってゆこうよ。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ふたりの
境遇
(
きょうぐう
)
や、心までも、幸福に
健全
(
けんぜん
)
にして、そして、この
竹生島
(
ちくぶしま
)
をだしてやりたいと、かれは願った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ヒポコンデリア
之
(
こ
)
れいかなる
病
(
やまい
)
ぞ。
虚弱
(
きよじやく
)
なる
人
(
ひと
)
のみ
之
(
これ
)
を
病
(
や
)
むべきか、
健全
(
けんぜん
)
なる
人
(
ひと
)
之
(
これ
)
を
病
(
や
)
む
能
(
あた
)
はざるか、
無學
(
むがく
)
之
(
これ
)
を
病
(
や
)
まず
却
(
かへ
)
つて
學問
(
がくもん
)
之
(
これ
)
を
引由
(
いんゆう
)
し、
無知
(
むち
)
之
(
これ
)
を
病
(
や
)
まず、
知識
(
ちしき
)
あるもの
之
(
これ
)
を
病
(
や
)
む
事
(
こと
)
多
(
おほ
)
し。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
▼ もっと見る
而
(
さう
)
して
其眼
(
そのめ
)
には
暖
(
あたゝか
)
な
健全
(
けんぜん
)
な
輝
(
かゞやき
)
がある、
彼
(
かれ
)
はニキタを
除
(
のぞ
)
くの
外
(
ほか
)
は、
誰
(
たれ
)
に
對
(
たい
)
しても
親切
(
しんせつ
)
で、
同情
(
どうじやう
)
が
有
(
あ
)
つて、
謙遜
(
けんそん
)
であつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
健全
(
けんぜん
)
な
秩序
(
ちつじょ
)
のなくなるということは、まっ
暗
(
くら
)
な
晩
(
ばん
)
を、あかりをつけずに、
道
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
くようなものです。ぼくには、ちょうど、そんなようなわびしさを
感
(
かん
)
じたのでした。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
胸
(
むね
)
の
右
(
みぎ
)
につけられた、
燦然
(
さんぜん
)
として
輝
(
かがや
)
く
戦傷徽章
(
せんしょうきしょう
)
は、その
戦功
(
せんこう
)
と
名誉
(
めいよ
)
をあらわすものであると
同時
(
どうじ
)
に、これを
見
(
み
)
る
健全
(
けんぜん
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、この
国家
(
こっか
)
のために
傷
(
きず
)
ついた
勇士
(
ゆうし
)
をいたわれという
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
而
(
さう
)
して
彼
(
かれ
)
は
昔
(
むかし
)
の
生活
(
せいくわつ
)
が
健全
(
けんぜん
)
で、
愉快
(
ゆくわい
)
で、
興味
(
きようみ
)
の
有
(
あ
)
つたこと、
其頃
(
そのころ
)
の
上流社會
(
じやうりうしやくわい
)
には
知識
(
ちしき
)
が
有
(
あ
)
つたとか、
又
(
また
)
其社會
(
そのしやくわい
)
では
廉直
(
れんちよく
)
、
友誼
(
いうぎ
)
を
非常
(
ひじやう
)
に
重
(
おも
)
んじてゐたとか、
證文
(
しようもん
)
なしで
錢
(
ぜに
)
を
貸
(
か
)
したとか
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
是迄
(
これまで
)
は
虚心
(
きよしん
)
平氣
(
へいき
)
で、
健全
(
けんぜん
)
に
論
(
ろん
)
じてゐたが、一
朝
(
てう
)
生活
(
せいくわつ
)
の
逆流
(
ぎやくりう
)
に
觸
(
ふ
)
るゝや、
直
(
たゞち
)
に
氣
(
き
)
は
挫
(
くじ
)
けて
落膽
(
らくたん
)
に
沈
(
しづ
)
んで
了
(
しま
)
つた……
意氣地
(
いくぢ
)
が
無
(
な
)
い……
人間
(
にんげん
)
は
意氣地
(
いくぢ
)
が
無
(
な
)
いものです、
貴方
(
あなた
)
とても
猶且
(
やはり
)
然
(
さ
)
うでせう
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そうして
彼
(
かれ
)
は
昔
(
むかし
)
の
生活
(
せいかつ
)
が
健全
(
けんぜん
)
で、
愉快
(
ゆかい
)
で、
興味
(
きょうみ
)
のあったこと、その
頃
(
ころ
)
の
上流社会
(
じょうりゅうしゃかい
)
には
知識
(
ちしき
)
があったとか、またその
社会
(
しゃかい
)
では
廉直
(
れんちょく
)
、
友誼
(
ゆうぎ
)
を
非常
(
ひじょう
)
に
重
(
おも
)
んじていたとか、
証文
(
しょうもん
)
なしで
銭
(
ぜに
)
を
貸
(
か
)
したとか
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
これまでは
虚心
(
きょしん
)
平気
(
へいき
)
で、
健全
(
けんぜん
)
に
論
(
ろん
)
じていたが、一
朝
(
ちょう
)
生活
(
せいかつ
)
の
逆流
(
ぎゃくりゅう
)
に
触
(
ふ
)
るるや、
直
(
ただち
)
に
気
(
き
)
は
挫
(
くじ
)
けて
落胆
(
らくたん
)
に
沈
(
しず
)
んでしまった……
意気地
(
いくじ
)
が
無
(
な
)
い……
人間
(
にんげん
)
は
意気地
(
いくじ
)
が
無
(
な
)
いものです、
貴方
(
あなた
)
とてもやはりそうでしょう
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
健
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
全
常用漢字
小3
部首:⼊
6画
“健全”で始まる語句
健全先生
健全剛毅