“けんぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
健全47.1%
顕然41.2%
剣前5.9%
剣禅5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十五六さいころより毎日まいにち朝夕てうせき實行じつかうして、七十七さい今日こんにちおよび、爾來じらい數十年間すうじふねんかん頭痛づつうわすれ、健全けんぜんとなり、感冐かんばうをかされたることいま一度いちどもあらず。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
いや、もっと顕然けんぜんたる証拠には、お甲が、往来で揚げたわずか一声で、もうわらわらと駈け寄った附近の住民が
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お綱がそれに力を得て、洞窟の入口へ近づいたのを見た同心の浅間丈太郎は、こういって敵の剣前けんぜんを離れ、上へ這おうとすると、飛び寄った弦之丞の皎刀こうとうが、鋭く足をすくった。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「だから貴様はすでに死んだ。おれに斬り殺されたのだ。そこに立っておるのは貴様の亡者だよ。あはははは、戦わずして勝敗を知る。剣禅けんぜん妙諦みょうていだな」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)