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仕
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つかまつり
ふりがな文庫
“
仕
(
つかまつり
)” の例文
御不審
可被為在
(
あらせらるべく
)
候へ共、方今之時勢
彼之者共
(
かのものども
)
厳科に
被行候
(
おこなはれさふら
)
へ
者
(
ば
)
、
忽
(
たちまち
)
人心離叛
仕
(
つかまつり
)
、他の変を激生
仕事
(
つかまつること
)
鏡に掛て見る如くと奉存候。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「しづ/\としつはらひ
仕
(
つかまつり
)
関東勢百万も候へ、男は一人もなく候よし雑言
申
(
もうし
)
、大阪へ引取申候」と『北川覚書』に出ている。
大阪夏之陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
されど全く身に覚えなき事なれば大いに仰天
仕
(
つかまつり
)
、さま/″\に歎き悲しみけれども更にお聴入なく、今は
所詮
(
しよせん
)
逃れぬところと覚悟を極め候が
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
先刻大津の銚子屋にて御面談の儀に付御書状の趣き逐一承知
仕
(
つかまつり
)
候御申越の時刻
無相違
(
そういなく
)
御出合申可
(
おであいもうすべく
)
貴殿にも御覚悟にて御出張
可有之
(
これあるべく
)
此段
及御答
(
こたえにおよび
)
候也
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
朶雲拝誦
(
だうんはいしょう
)
。老兄
忽然
(
こつぜん
)
ノ御出府、意外驚異
仕
(
つかまつり
)
候。
先
(
まず
)
以テ御壮健ニ御座ナサレ賀シ奉候。
折悪
(
おりあ
)
シク昨年来房州ヘ遊歴留守中早速ニ
拝眉
(
はいび
)
ヲ得ズ、消魂ニ堪ヘズ候。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
「近頃立身致し候。紙幣は障子を張る程
有之
(
これあり
)
諸君も尊敬
仕
(
つかまつり
)
候。研究も今一足故
暫時
(
ざんじ
)
不便を御辛抱願候。」
革トランク
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
其の言には、政宗今日夕刻より
俄
(
にわか
)
に
虫気
(
むしけ
)
に
罷
(
まか
)
り在り、何とも迷惑いたし居り候、明日の御働き相延ばされたく、御
ン
先鋒
(
さき
)
を
仕
(
つかまつり
)
候事成り難く候、とあるのであった。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
冷光院殿
(
れいこういんでん
)
御尊讐
(
ごそんしゅう
)
吉良上野介殿
(
きらこうづけのすけどの
)
討取るべき志これある
侍
(
さむらい
)
ども申合せ
候
(
そうろう
)
ところ、この節におよび大臆病者ども
変心
(
こころをかえ
)
退散
仕
(
つかまつり
)
候者
撰
(
えら
)
み捨て、ただ今申合せ必死相極め候
面々
(
めんめん
)
は
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
其
(
それ
)
も
東京
(
とうきやう
)
で
出來
(
でき
)
なかつたら、
故郷
(
こきやう
)
に
住居
(
すまひ
)
を
求
(
もと
)
めるやうに、
是非
(
ぜひ
)
恰好
(
かつかう
)
なのを
心懸
(
こゝろが
)
ける、と
今朝
(
けさ
)
も
從※
(
いとこ
)
が
言
(
い
)
ふから、いや、
何
(
ど
)
う
仕
(
つかまつり
)
まして、とつい
眞面目
(
まじめ
)
に
云
(
い
)
つて
叩頭
(
おじぎ
)
をしたつけ。
月夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「僕は、本月本日を以て目出たく死去
仕
(
つかまつり
)
候」という死亡の自家広告を出したのは
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)
が一生のお別れの皮肉というよりも江戸ッ子作者の最後のシャレの吐きじまいをしたので
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
貴墨
(
きぼく
)
拝見
仕
(
つかまつり
)
候、
新
(
あらた
)
に師を失いたる吾々が今日に処するの心得いかんとの
御尋
(
おたずね
)
、御念入の御問
同憾
(
どうかん
)
の
至
(
いたり
)
に候、それにつき野生も深く考慮を費したる際なれば、腹臓なく
愚存
(
ぐぞん
)
陳
(
ちん
)
じ
申
(
もうす
)
べく候
師を失いたる吾々
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「御当地
初御目見得
(
はつおめみえ
)
、長崎流
曲独楽
(
きょくごま
)
廻し
嵐粂吉
(
あらしくめきち
)
、近日、
賑々
(
にぎにぎ
)
しく小屋びらき
仕
(
つかまつり
)
り
候
(
そうろう
)
」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十日の御書状拝見
仕
(
つかまつり
)
候。庭の模様がへ、北村のおくりし朝顔の事など
承
(
うけたまわり
)
候。おきみさんより同日の書状まゐり候。家事(
姑
(
しゅうとめ
)
に仕へ子を育つるなど)のため何事(文芸など)も出来ぬよしかこち
来
(
きたり
)
候。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
是非々々御出京下され
度
(
たく
)
、幾重にも希望
仕
(
つかまつり
)
候。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
一筆申上げ
候
(
そうろう
)
、先日は遠路わざわざお越し下され候処田舎のこととて何の
風情
(
ふぜい
)
も
無之
(
これなく
)
まことに失礼
仕
(
つかまつり
)
候
何卒
(
なにとぞ
)
これにお
懲
(
こ
)
りなく又この秋には皆様にて
茸狩
(
たけがり
)
においで下されたくお待ち申上げ候
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
しかしその後は薗八節再興の
御手筈
(
おてはず
)
だん/\と御運びの事と推察
仕
(
つかまつり
)
をり候処実は今夕偶然銀座通にてお半様に
出遇
(
であ
)
ひ彩牋堂より
御暇
(
おいとま
)
になり候由承り、あまりといへば事の意外なるに
驚愕仕
(
きょうがくつかまつり
)
候次第。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
此節少々快方候、
併
(
しかし
)
他出致し
兼
(
かね
)
候まゝ御無礼
仕
(
つかまつり
)
候。此えり
麁物
(
そぶつ
)
ながら呈上(○蘭の絵ハ御苑ニアル分ヲ写させ申候)。
御笑留
(
ごしょうりゅう
)
被下度、外粗大なる
冬瓜
(
とうがん
)
一つ御目にかけ申候。まづ過日之御礼迄
如此
(
かくのごとく
)
候。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
一筆啓上
仕
(
つかまつり
)
候
(
そうろう
)
未
(
いま
)
だ
御意
(
ぎょい
)
を
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
かるやきかつ私家名淡島焼などと広く御風聴
被成下
(
なしくだされ
)
店繁昌
仕
(
つかまつり
)
ありがたき
仕合
(
しあわせ
)
に
奉存
(
ぞんじたてまつり
)
製法入念差上来候間年増し御疱瘡流行の折ふし御軽々々御仕上被遊候御言葉祝ひのかるかるやき水の泡の如く御いものあとさへ取候御祝儀御進物にはけしくらゐほどのいもあとも残り不申候やうにぞんじけしを
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
思いがけなき所にて思いがけなき君の姿を見申
候
(
そうろう
)
。たとい装いを変え給うとも、三年このかた
夢寐
(
むび
)
にも忘れぬ
御面影
(
おんおもかげ
)
を、いかで見逃し候べき。
妾
(
わらわ
)
は始めより頭巾の女の君なる事を承知
仕
(
つかまつり
)
候。
秘密
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“仕”を含む語句
仕舞
給仕
仕合
仕損
仕掛
仕様
給仕人
仕事
仕込
奉仕
不仕合
召仕
仕度
仕方
仕出
仕切
仕丁
仕立
仕遂
出仕
...