“被成下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なしくださる50.0%
なしくだされ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓄積して校舎建築費に当つる心算つもりに御座そろ依っては近頃何共なんとも恐縮の至りに存じ候えども本校建築費中へ御寄附被成下なしくださる御思召おぼしめここに呈供仕そろ秘術綱要一部を
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夫れ以上はなんとも仕方無之候。賢明なる牧師殿よ、何分宜敷御取計らい被成下なしくださるよう御願申上候
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
拝啓はいけい仕候つかまつりそうろうのぶれば過日瘠我慢之説やせがまんのせつと題したる草稿そうこう一冊をていし候。あるいは御一読も被成下なしくだされ候哉そうろうや
然者しかれば、去明治十一年六月七日、再造新富座開業之節、貴下ニ於テ在東京外国人ヲ御招待、且御厚遇被下くだされ候儀ヲ同国人ニテ深ク礼謝致シ候段ヲ申述ベ、且又該時種々御親切被成下なしくだされ候寸報迄
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)