“なしくだされ”の漢字の書き方と例文
語句割合
被成下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拝啓はいけい仕候つかまつりそうろうのぶれば過日瘠我慢之説やせがまんのせつと題したる草稿そうこう一冊をていし候。あるいは御一読も被成下なしくだされ候哉そうろうや
然者しかれば、去明治十一年六月七日、再造新富座開業之節、貴下ニ於テ在東京外国人ヲ御招待、且御厚遇被下くだされ候儀ヲ同国人ニテ深ク礼謝致シ候段ヲ申述ベ、且又該時種々御親切被成下なしくだされ候寸報迄
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
のぞき差上候処文政七申年さるどしはしか流行このかた御用重なる御重詰おじゅうづめ御折詰もふんだんに達磨の絵袋売切らし私念願かな町のお稲荷いなり様の御利生ごりしょうにて御得意旦那のお子さまがた疱瘡はしかの軽々焼と御評判よろしこの度再板達磨の絵袋入あひかはらず御風味被成下なしくだされ候様奉希ねがいたてまつり候以上
かるやきかつ私家名淡島焼などと広く御風聴被成下なしくだされ店繁昌つかまつりありがたき仕合しあわせ奉存ぞんじたてまつり製法入念差上来候間年増し御疱瘡流行の折ふし御軽々々御仕上被遊候御言葉祝ひのかるかるやき水の泡の如く御いものあとさへ取候御祝儀御進物にはけしくらゐほどのいもあとも残り不申候やうにぞんじけしを