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通路
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つうろ
ふりがな文庫
“
通路
(
つうろ
)” の例文
そして私は自分の隱れるようにしてゐた片隅を立つて、都合よく
間近
(
まぢか
)
にあつた
傍戸
(
わきど
)
から出た。そこから狹い
通路
(
つうろ
)
が廣間の方へ通じてゐるのである。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
是非
(
ぜひ
)
吾助
(
ごすけ
)
も
拜見
(
はいけん
)
が
仕
(
し
)
たければ、
此頃
(
このごろ
)
に
姉樣
(
ねえさま
)
にお
願
(
ねが
)
ひなされ、お
書
(
か
)
き
捨
(
す
)
てを
頂
(
いたゞ
)
きて
給
(
たま
)
はれ、
必
(
かな
)
らず、
屹度
(
きつと
)
と
返事
(
へんじ
)
の
通路
(
つうろ
)
を
此處
(
こヽ
)
にをしへ、
一日
(
いちにち
)
を
待
(
ま
)
ち
二日
(
ふつか
)
を
待
(
ま
)
ち
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
人の
足立
(
あしたて
)
がたき処あれば一
条
(
でう
)
の
道
(
みち
)
を
開
(
ひら
)
き、春にいたり雪
堆
(
うづだか
)
き所は
壇層
(
だん/\
)
を作りて
通路
(
つうろ
)
の
便
(
べん
)
とす。
形
(
かたち
)
匣階
(
はこばしご
)
のごとし。
所
(
ところ
)
の
者
(
もの
)
はこれを
登下
(
のぼりくだり
)
するに
脚
(
あし
)
に
慣
(
なれ
)
て
一歩
(
ひとあし
)
もあやまつ事なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
家
(
いえ
)
と
家
(
いえ
)
の
間
(
あいだ
)
の
通路
(
つうろ
)
となっている
路地
(
ろじ
)
しか、
子供
(
こども
)
たちにとって、
遊
(
あそ
)
び
場
(
ば
)
がなかったのを、ようやく、
青物
(
あおもの
)
が
出
(
で
)
まわり、
家庭菜園
(
かていさいえん
)
などというものが
影
(
かげ
)
を
消
(
け
)
してから、ふたたび、いままでのごとく
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
進
(
すす
)
んで大蘆村に
至
(
いた
)
れば櫻井郡長之より
帰途
(
きと
)
に
就
(
つ
)
かる、村を
過
(
す
)
ぐれば
愈
(
いよ
)
いよ無人の
境
(
けう
)
となり、利根河岸の
絶壁
(
ぜつぺき
)
に横はれる
細逕
(
さいけい
)
に入る、
進
(
すす
)
むこと凡二里にして
道
(
みち
)
全
(
まつた
)
く
尽
(
つ
)
き、猟夫の
通路
(
つうろ
)
又見るを
得
(
え
)
ず
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
▼ もっと見る
ほんにお
前
(
まへ
)
の
心遣
(
こゝろづか
)
ひが
思
(
おも
)
はれると
嬉
(
うれ
)
しき
中
(
なか
)
にも
思
(
おも
)
ふまゝの
通路
(
つうろ
)
が
叶
(
かな
)
はねば、
愚痴
(
ぐち
)
の一トつかみ
賤
(
いや
)
しき
身分
(
みぶん
)
を
情
(
なさけ
)
なげに
言
(
い
)
はれて、
本當
(
ほんたう
)
に
私
(
わたし
)
は
親不孝
(
おやふかう
)
だと
思
(
おも
)
ひまする
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
古縄
(
ふるなは
)
を
蛇
(
へび
)
とし
駭
(
おど
)
せば、おどされたる
妓
(
ぎ
)
愕
(
びつくり
)
して
片足
(
かたあし
)
泥田
(
どろた
)
へふみいれしを
衆人
(
みな/\
)
辴然
(
おほわらひ
)
す。此
途
(
みち
)
は
凡
(
すべ
)
て
農業
(
のうげふ
)
の
通路
(
つうろ
)
なれば
憇
(
いこ
)
ふべき
茶店
(
ちやみせ
)
もなく、
半途
(
はんと
)
に
至
(
いた
)
りて古き
社
(
やしろ
)
に入りてやすらふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
古縄
(
ふるなは
)
を
蛇
(
へび
)
とし
駭
(
おど
)
せば、おどされたる
妓
(
ぎ
)
愕
(
びつくり
)
して
片足
(
かたあし
)
泥田
(
どろた
)
へふみいれしを
衆人
(
みな/\
)
辴然
(
おほわらひ
)
す。此
途
(
みち
)
は
凡
(
すべ
)
て
農業
(
のうげふ
)
の
通路
(
つうろ
)
なれば
憇
(
いこ
)
ふべき
茶店
(
ちやみせ
)
もなく、
半途
(
はんと
)
に
至
(
いた
)
りて古き
社
(
やしろ
)
に入りてやすらふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
周囲形
(
めぐらしかこむかたち
)
は川の
便利
(
べんり
)
にしたがふ。
船
(
ふね
)
の
通路
(
つうろ
)
はこれを
除
(
のぞ
)
きて
障
(
さは
)
りをなさず、又
通船
(
つうせん
)
の
路印
(
みちしるし
)
を
建
(
た
)
て
夜
(
よる
)
の
為
(
ため
)
とす。さてこれにつゞといふ物を
簀下
(
すのした
)
へならべ、
鮏
(
さけ
)
の入るべきやうにくゝしおく也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“通路”の意味
《名詞》
(context、transport)通行のための道。
(context、dated)道を往来こと。
(context、dated)交際こと。
(出典:Wiktionary)
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“通”で始まる語句
通
通夜
通過
通人
通牒
通暁
通草
通常
通帳
通行