それは、狼煙のように——風が無いものですから、思うさま高く伸びきって、のんのんと紅い色を天に向って流し出したのです。
「まあ露西亜派でしょうね。僕は露西亜派でたくさんだ」と云って、松本はまた狼煙のような濃い煙をぱっと口から吐いた。
“狼煙”の意味
《名詞》
遠方に情報を伝達する手段として発生させる火煙。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“狼煙”の解説
狼煙(のろし)とは、物を焼くことで煙を上げ、それを離れたところから確認することによって、情報を伝達する手段である。夜間など煙が見えない場合は、火そのものも使われる。烽火、狼火(ろうか)、狼燧(ろうすい)とも言う。
(出典:Wikipedia)
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