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軍鼓
ふりがな文庫
“軍鼓”の読み方と例文
読み方
割合
ぐんこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐんこ
(逆引き)
とばかり
軍鼓
(
ぐんこ
)
堂々と、東南の道へくだッて行き、その歓呼と
狼煙
(
のろし
)
の下に、
慕蓉
(
ぼよう
)
もまた手を振ってその征途を見送ったものだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さて、一方、ことごとく漢陣の
旌旗
(
せいき
)
を倒しこれを
斬
(
き
)
って地中に埋めたのち、武器兵車等の敵に利用されうる
惧
(
おそ
)
れのあるものも皆
打毀
(
うちこわ
)
した。夜半、
鼓
(
こ
)
して兵を起こした。
軍鼓
(
ぐんこ
)
の音も
惨
(
さん
)
として響かぬ。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
尊氏は、
軍鼓
(
ぐんこ
)
の武士をこう励ました。
鉦
(
かね
)
、
鼓
(
つづみ
)
、ささらの如き
打棒
(
だぼう
)
、あらゆる
鼓舞
(
こぶ
)
の
殺陣楽
(
さつじんがく
)
が、彼のお座船ばかりでなく、
定禅
(
じょうぜん
)
やほかの船上でも狂気のようにとどろき鳴る。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
軍鼓(ぐんこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
軍
常用漢字
小4
部首:⾞
9画
鼓
常用漢字
中学
部首:⿎
13画
“軍”で始まる語句
軍
軍鶏
軍人
軍艦
軍勢
軍兵
軍曹
軍服
軍師
軍鶏籠
“軍鼓”のふりがなが多い著者
中島敦
吉川英治