“打棒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
バツト66.7%
だぼう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸塚名物の一たる現早大グラウンドは見紛みまがふ計りに改造せられた。選手は暇あればグラウンドに出て、星を戴くまで打棒バツトをビユー/\振つて居た。
武村兵曹たけむらへいそう技倆ぎりようはまた格別かくべつで、何處どこ練習れんしうしたものか、てつやううでから九種こゝのつ魔球カーブひね工合ぐあひすさまじいもので、兵曹へいそう投手ピツチにすると敵手あひてになるくみはなく、また打棒バツトれて/\たまらぬので
尊氏は、軍鼓ぐんこの武士をこう励ました。かねつづみ、ささらの如き打棒だぼう、あらゆる鼓舞こぶ殺陣楽さつじんがくが、彼のお座船ばかりでなく、定禅じょうぜんやほかの船上でも狂気のようにとどろき鳴る。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)