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園生
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そのふ
ふりがな文庫
“
園生
(
そのふ
)” の例文
良人
(
をつと
)
持
(
も
)
たんの
觀念
(
くわんねん
)
、
何
(
なに
)
として
夢
(
ゆめ
)
さら/\あらんともせず、
樂
(
たのし
)
みは
春秋
(
はるあき
)
の
園生
(
そのふ
)
の
花
(
はな
)
、ならば
胡蝶
(
こてふ
)
になりて
遊
(
あそ
)
びたしと、
取
(
とり
)
とめもなきこと
言
(
い
)
ひて
暮
(
くら
)
しぬ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
淺蜊
(
あさり
)
やア
淺蜊
(
あさり
)
の
剥身
(
むきみ
)
——
高臺
(
たかだい
)
の
屋敷町
(
やしきまち
)
に
春
(
はる
)
寒
(
さむ
)
き
午後
(
ごご
)
、
園生
(
そのふ
)
に
一人
(
ひとり
)
庭下駄
(
にはげた
)
を
爪立
(
つまだ
)
つまで、
手
(
て
)
を
空
(
そら
)
ざまなる
美
(
よ
)
き
女
(
むすめ
)
あり。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
地は青く見えたり。かく色を揃へて花を飾るには、
園生
(
そのふ
)
の草をも、野に茂る枝をも、摘み盡し、折り盡したるかと疑はる。兩側には大なる緑の葉を、帶の如く引きたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
(この爭ひの中に、下のかたより花園の奧方
園生
(
そのふ
)
出で來りて、垣の外より窺ふ。)
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
一葉女史
(
いちえふぢよし
)
はおのれと
同
(
おな
)
じ
園生
(
そのふ
)
にありて
萩
(
はぎ
)
の
舍
(
や
)
の
露
(
つゆ
)
におほし
立
(
たて
)
られし
下葉
(
したは
)
なり
萩
(
はぎ
)
の
舍
(
や
)
中島
(
なかじま
)
の
師
(
し
)
は
常
(
つね
)
にいにしへぶりのしなたかきを
教
(
をしへ
)
さとし
給
(
たま
)
へれど
性來
(
せいらい
)
のすき
心
(
こゝろ
)
によの
耳
(
みゝ
)
ちかく
俗
(
ぞく
)
に
今樣
(
いまやう
)
の
情態
(
じやうたい
)
を
うもれ木:01 序
(旧字旧仮名)
/
田辺竜子
(著)
▼ もっと見る
はてしなく埋もれて、
紫水晶
(
むらさきずゐしやう
)
の色に
映
(
は
)
ゆる
園生
(
そのふ
)
よ
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
たをやめしのべば花の
巴里
(
パリ
)
の
園生
(
そのふ
)
、——
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
ほのかにもやはらかきにほひの
園生
(
そのふ
)
。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
花に、
籬
(
まがき
)
に、
園生
(
そのふ
)
の
上
(
うへ
)
に飛びかひて
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
わがこころの
園生
(
そのふ
)
に
艸千里
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
聲
(
こゑ
)
きくよすがも
有
(
あ
)
らざりければ、
別亭
(
はなれ
)
に
澁茶
(
しぶちや
)
すゝりながら
夫
(
それ
)
となき
物語
(
ものがたり
)
、この
四隣
(
あたり
)
はいづれも
閑靜
(
かんせい
)
にて、
手廣
(
てびろ
)
き
園生
(
そのふ
)
浦山
(
うらやま
)
しきものなり、
此隣
(
このとな
)
りは
誰樣
(
たれさま
)
の
御別莊
(
ごべつさう
)
ぞ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さはあれ、うるほへる
胎
(
たい
)
の
園生
(
そのふ
)
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
少將の奧
園生
(
そのふ
)
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
廣
(
ひろ
)
き
園生
(
そのふ
)
は
我
(
わ
)
が
爲
(
た
)
めに
四季
(
しき
)
の
色
(
いろ
)
をたゝかはし、
雅
(
みやび
)
やかなる
居間
(
ゐま
)
は
我
(
わ
)
が
爲
(
た
)
めに
起居
(
きゝよ
)
の
自由
(
じゆう
)
あり、
風
(
かぜ
)
に
鳴
(
な
)
る
軒
(
のき
)
ばの
風鈴
(
ふうりん
)
、
露
(
つゆ
)
のしたゝる
釣忍艸
(
つりしのぶ
)
、いづれをかしからぬも
無
(
な
)
きを、
何
(
なに
)
をくるしんでか
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
やすみの
園生
(
そのふ
)
に夢をさそふ
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
園生
(
そのふ
)
に
植
(
うゑ
)
てもかくれなきもの
中村
(
なかむら
)
のお
嬢
(
ぢやう
)
さんとあらぬ
人
(
ひと
)
にまでうはさゝるゝ
美人
(
びじん
)
もうるさきものぞかしさても
習慣
(
しふくわん
)
こそは
可笑
(
をか
)
しけれ
北風
(
きたかぜ
)
の
空
(
そら
)
にいかのぼりうならせて
電信
(
でんしん
)
の
柱
(
はしら
)
邪魔
(
じやま
)
くさかりし
昔
(
むか
)
しは
我
(
われ
)
も
昔
(
むかし
)
と
思
(
おも
)
へど
良之助
(
りやうのすけ
)
お
千代
(
ちよ
)
に
向
(
むか
)
ふときは
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
園
常用漢字
小2
部首:⼞
13画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“園”で始まる語句
園
園丁
園城寺
園子
園亭
園内
園太暦
園部
園原
園女