艸千里くさせんり
もとおのれがさえのつたなければぞ、集ならんとする夜半…… 私の詩は 一つの着手であればいい 私の家は 毀れやすい家でいい ひと日ひと日に失はれる ああこの旅のつれづれの 私の詩は 三日の間もてばいい 昨日と今日と明日と ただその片見であれば …