“園亭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんてい60.0%
あずまや20.0%
にわ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面および右側にへい。右側の塀の端に通用門。塀の向こうに寺の建物見ゆ。庭には泉水あり。そのほとりに静かな木立ち、その陰に園亭えんていあり。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
姨のむすめ阿松おまつは年が十七で、そんなに悪い女じゃないのです、もしまことにできないなら、阿松が毎日園亭あずまやにくるのです、その前に待ってて、御覧になったらどうです
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
王はどこかの園亭にわだろうと思ったので、勝手には入らなかった。振りむくとその家の向いに、大きな滑らかな石があった。王はそれに腰をかけて休んでいた。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)