“園城寺”の読み方と例文
読み方割合
おんじょうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
園城寺おんじょうじ、すなわち三井寺の炎上を見たのはこの日のことである。この正月十六日合戦は、大津合戦とも当時呼ばれた激戦だった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれの本姓は戸田氏である、近江おうみのくに膳所ぜぜ藩の老臣戸田五左衛門の五男に生れ、三十歳のとき園城寺おんじょうじ家の有司ゆうし池田都維那の家に養嗣子ししとしてはいった。
日本婦道記:尾花川 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
園城寺おんじょうじの牒状に対する南都の牒状を書いたのが、この信救で、「清盛きよもりは、平氏のかす・ぬか、武家のごみ」