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論語
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ろんご
ふりがな文庫
“
論語
(
ろんご
)” の例文
ト
木彫
(
きぼり
)
のあの、
和蘭陀靴
(
オランダぐつ
)
は、スポンと
裏
(
うら
)
を
見
(
み
)
せて
引顛返
(
ひつくりかへ
)
る。……
煽
(
あふり
)
をくつて、
論語
(
ろんご
)
は、ばら/\と
暖爐
(
だんろ
)
に
映
(
うつ
)
つて、
赫
(
くわつ
)
と
朱
(
しゆ
)
を
注
(
そゝ
)
ぎながら、
頁
(
ペエジ
)
を
開
(
ひら
)
く。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
また
論語
(
ろんご
)
にしがみついたりしましたが——ふと、国学にはいって、この
皇国
(
みくに
)
の真髄を明示されてから、断然、髪をたくわえて、江戸にのぼりました。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さりながら
論語
(
ろんご
)
に
唾
(
つ
)
を
吐
(
は
)
きて
梅暦
(
むめごよみ
)
を
六韜三略
(
りくとうさんりやく
)
とする
当世
(
たうせい
)
の
若檀那
(
わかだんな
)
気質
(
かたぎ
)
は
其
(
そ
)
れとは
反対
(
うらはら
)
にて
愈々
(
いよ/\
)
頼
(
たの
)
もしからず。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
〔譯〕
論語
(
ろんご
)
を
講
(
かう
)
ず、是れ
慈父
(
じふ
)
の子を教ふる
意思
(
いし
)
。
孟子
(
まうし
)
を講ず、是れ伯兄の
季
(
き
)
を
誨
(
をし
)
ふる
意思
(
いし
)
。
大學
(
だいがく
)
を講ず、
網
(
あみ
)
の
綱
(
かう
)
に在る如し。
中庸
(
ちゆうよう
)
を講ず、
雲
(
くも
)
の
岫
(
しう
)
を出づる如し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
そのとき
和邇
(
わに
)
は、十
巻
(
かん
)
の
論語
(
ろんご
)
という本と、
千字文
(
せんじもん
)
という一巻の本とを持って来て献上しました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
▼ もっと見る
「そうです。ナカナカ頭がいい。この心得がなければいけません。当節の家庭教師には
論語
(
ろんご
)
読まずの論語知らずが多いから困る。つぎに、
君
(
きみ
)
君たらずとも
臣
(
しん
)
臣たらざるべからず」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
其
(
その
)
間
(
あひだ
)
に
主人
(
しゆじん
)
は
昨夕
(
ゆうべ
)
行
(
い
)
つた
料理屋
(
れうりや
)
で
逢
(
あ
)
つたとか
云
(
い
)
つて
妙
(
めう
)
な
藝者
(
げいしや
)
の
話
(
はなし
)
をした。
此
(
この
)
藝者
(
げいしや
)
はポツケツト
論語
(
ろんご
)
が
好
(
す
)
きで、
汽車
(
きしや
)
へ
乘
(
の
)
つたり
遊
(
あそ
)
びに
行
(
い
)
つたりするときは、
何時
(
いつ
)
でもそれを
懷
(
ふところ
)
にして
出
(
で
)
るさうであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そこには、
論語
(
ろんご
)
、
中庸
(
ちゅうよう
)
、史記、
貞観政要
(
じょうがんせいよう
)
、
六韜
(
りくとう
)
などの漢書やら、
延喜式
(
えんぎしき
)
や
吾妻鏡
(
あずまかがみ
)
などの和書もあった。中でも、愛読の書は、論語と中庸の二書であり、和書では、吾妻鏡だった。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
書棚
(
しよだな
)
を
覗
(
のぞ
)
いて
奧
(
おく
)
を
見
(
み
)
て、
抽出
(
ぬきだ
)
す
論語
(
ろんご
)
の
第一卷
(
だいいつくわん
)
——
邸
(
やしき
)
は、
置場所
(
おきばしよ
)
のある
所
(
ところ
)
とさへ
言
(
い
)
へば、
廊下
(
らうか
)
の
通口
(
かよひぐち
)
も
二階
(
にかい
)
の
上下
(
うへした
)
も、ぎつしりと
東西
(
とうざい
)
の
書
(
しよ
)
もつの
揃
(
そろ
)
つた、
硝子戸
(
がらすど
)
に
突當
(
つきあた
)
つて
其
(
それ
)
から
曲
(
まが
)
る
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「どうですか? おひまなら
論語
(
ろんご
)
の講義でもいたしましょうか?」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
論語
(
ろんご
)
に
何
(
なに
)
かあつて」と
御米
(
およね
)
が
聞
(
き
)
き
返
(
かへ
)
したら、
宗助
(
そうすけ
)
は
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
家康は、いまし方、
幕
(
とばり
)
のうちで、信雄とはなしこんでいたが、信雄が自陣へ帰ったあと、きょうもバチバチ遠くでする銃声を、そら耳に聞きながら、よろい
櫃
(
びつ
)
の上の、
論語
(
ろんご
)
をとって、黙読していた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
釣
(
つ
)
りすれども
網
(
あみ
)
せず、
論語
(
ろんご
)
のことばですよ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
今夜
(
こんや
)
は
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
に
論語
(
ろんご
)
を
讀
(
よ
)
んだ」と
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“論語”の解説
論語
『論語』(ろんご、Lúnyǔ)は、孔子とその高弟の言行を、孔子の死後に弟子が記録した書物である。儒教の経典である経書の一つで、朱子学における「四書」の一つに数えられる。
その内容の簡潔さから儒教入門書として広く普及し、中国の歴史を通じて最もよく読まれた本の一つである。古くからその読者層は知識人に留まらず、一般の市民や農民の教科書としても用いられていた。
(出典:Wikipedia)
論
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“論”で始まる語句
論
論理
論鋒
論旨
論駁
論衡
論議
論客
論判
論文