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感服
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かんぷく
ふりがな文庫
“
感服
(
かんぷく
)” の例文
そしてまず大広間へお通りになって、金の銀とのかべと、宝石をかざりつけたまどとをごらんになって、大へんご
感服
(
かんぷく
)
なさいました。そして
アラビヤンナイト:01 一、アラジンとふしぎなランプ
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
かねて聞いてはいましたが、そなたのびわには、こころから
感服
(
かんぷく
)
しました。ご
主君
(
しゅくん
)
も、ことのほかおよろこびになりました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
「なるほど。さすがは首領だよ。えらい
眼力
(
がんりき
)
だよ。
感服
(
かんぷく
)
したよ。たしかにわたしはメダルの両面を撮影してきたよ」
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
が、
私
(
わたくし
)
としては
天狗
(
てんぐ
)
さんの
力量
(
りきりょう
)
に
驚
(
おどろ
)
くよりも、
寧
(
む
)
しろその
飽
(
あ
)
くまで
天真爛漫
(
てんしんらんまん
)
な
無邪気
(
むじゃき
)
さに
感服
(
かんぷく
)
して
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
權勢家
(
けんせいか
)
某
(
なにがし
)
といふが居て
此
(
この
)
靈妙
(
れいめう
)
を
傳
(
つた
)
へ
聞
(
き
)
き、一
見
(
けん
)
を
求
(
もとめ
)
に
來
(
き
)
た、
雲飛
(
うんぴ
)
は
大得意
(
だいとくい
)
でこれを
座
(
ざ
)
に
通
(
とほ
)
して石を見せると、
某
(
なにがし
)
も大に
感服
(
かんぷく
)
して
眺
(
ながめ
)
て居たが
急
(
きふ
)
に
僕
(
ぼく
)
に
命
(
めい
)
じて石を
擔
(
かつ
)
がせ
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
そうして人格というものはどうかというと、余り
感服
(
かんぷく
)
出来ない人が沢山ありましょう。それが紳士だと思ってはいけません。けれどもそういう者が紳士として通用している。
模倣と独立
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その小説の描写が、
怪
(
け
)
しからぬくらいに
直截
(
ちょくせつ
)
である場合、人は
感服
(
かんぷく
)
と共に、一種不快な疑惑を抱くものであります。うま過ぎる。淫する。神を冒す。いろいろの言葉があります。
女の決闘
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
私
(
わたくし
)
も
之
(
これ
)
には
頗
(
すこぶ
)
る
閉口
(
へいこう
)
したが、どつこひ
待
(
ま
)
てよ、と
踏止
(
ふみとゞま
)
つて
命掛
(
いのちが
)
けに
揉合
(
もみあ
)
ふ
事
(
こと
)
半時
(
はんとき
)
ばかり、
漸
(
やうやく
)
の
事
(
こと
)
で
片膝
(
かたひざ
)
を
着
(
つ
)
かしてやつたので、
此
(
この
)
評判
(
へうばん
)
は
忽
(
たちま
)
ち
船中
(
せんちゆう
)
に
廣
(
ひろ
)
まつて、
感服
(
かんぷく
)
する
老人
(
らうじん
)
もある
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
開会中ルート氏が
座長
(
ざちょう
)
となって
人波
(
ひとなみ
)
を
撫
(
なだ
)
めた手腕は
凄
(
すさ
)
まじいもので、当時の記事を読んで僕がつくづく
感服
(
かんぷく
)
したのは、かねがね聞いているアングロサクソン人種の
秩序
(
ちつじょ
)
的なる一点である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
君
(
きみ
)
はあれから
奥州
(
あうしう
)
の
塩竈
(
しほがま
)
まで
行
(
い
)
つたか、
相変
(
あひかは
)
らず心に
懸
(
か
)
けられて
書面
(
しよめん
)
を
贈
(
おく
)
られて誠に
辱
(
かたじ
)
けない、
丁度
(
ちやうど
)
宴会
(
えんくわい
)
の
折
(
をり
)
君
(
きみ
)
の
書状
(
しよじやう
)
が
届
(
とゞ
)
いたから、
披
(
ひら
)
く
間
(
ま
)
遅
(
おそ
)
しと
開封
(
かいふう
)
して
読上
(
よみあ
)
げた所が、
皆
(
みんな
)
感服
(
かんぷく
)
をしたよ
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そして
最後
(
さいご
)
につくづく
感服
(
かんぷく
)
したらしくつけ
加
(
くは
)
へました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
我輩
(
わがはい
)
の
感服
(
かんぷく
)
すること
能
(
あた
)
わざるところのものなり。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「なるほどな。」と、
糸
(
いと
)
は
感服
(
かんぷく
)
しました。
風船球の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私が最大級の
讃辞
(
さんじ
)
を博士に
捧
(
ささ
)
げていると、ロッセ氏は、そうかそうかと、ペルシャ
猫
(
ねこ
)
のように
澄
(
す
)
んだ
瞳
(
ひとみ
)
をくるくるうごかして、しきりに
感服
(
かんぷく
)
の
面持
(
おももち
)
だった。
のろのろ砲弾の驚異:――金博士シリーズ・1――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
成程
(
なるほど
)
そんなものかも
知
(
し
)
れないな」と
小六
(
ころく
)
は
少
(
すこ
)
し
感服
(
かんぷく
)
した
樣
(
やう
)
だつたが、やがて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
なんとならば月給とかその他の物質的
形而下
(
けいじか
)
の
事柄
(
ことがら
)
については不足を
甘
(
あま
)
んずるのがむしろ理想ある人のすることである。ゆえに
俸給
(
ほうきゅう
)
が上がって喜ぶはよいが、それだけのために喜ぶのは
感服
(
かんぷく
)
できぬ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
心
(
こゝろ
)
竊
(
ひそ
)
かに
感服
(
かんぷく
)
するのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“感服”の意味
《名詞》
感 服(かんぷく)
深く感心して敬服すること。
(出典:Wiktionary)
感
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
“感服”で始まる語句
感服仕候