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役者
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やくしや
ふりがな文庫
“
役者
(
やくしや
)” の例文
俗界
(
ぞくかい
)
に
於
(
お
)
ける
小説
(
せうせつ
)
の
勢力
(
せいりよく
)
斯
(
か
)
くの
如
(
ごと
)
く
大
(
だい
)
なれば
随
(
したがつ
)
て
小説家
(
せうせつか
)
即
(
すなは
)
ち
今
(
いま
)
の
所謂
(
いはゆる
)
文学者
(
ぶんがくしや
)
のチヤホヤせらるゝは
人気
(
じんき
)
役者
(
やくしや
)
も
物
(
もの
)
の
数
(
かづ
)
ならず。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
当院
(
たうゐん
)
屋根普請
(
やねふしん
)
勧化
(
くわんけ
)
の
為
(
ため
)
本堂
(
ほんだう
)
に
於
(
おい
)
て
晴天
(
せいてん
)
七日の間芝居
興行
(
こうぎやう
)
せしむるものなり、
名題
(
なだい
)
は
仮名手本
(
かなでほん
)
忠臣蔵役人替名とありて
役者
(
やくしや
)
の名
多
(
おほ
)
くは
変名
(
へんみやう
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
歴乎
(
れつき
)
とした
役者
(
やくしや
)
が、ゴム
底
(
そこ
)
の
足袋
(
たび
)
に
卷
(
ま
)
きゲートル、ゆかたの
尻
(
しり
)
ばしよりで、
手拭
(
てぬぐひ
)
を
首
(
くび
)
にまいてやつて
來
(
き
)
た。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
初
(
はじ
)
めて
萱原
(
かやはら
)
に
分入
(
わけい
)
つた
時
(
とき
)
に
居
(
ゐ
)
た
活東子
(
くわつとうし
)
は
死
(
し
)
んだ。
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
は
如何
(
どう
)
したのか、
寄
(
よ
)
りつきも
仕
(
し
)
ない。
狹衣子
(
さごろもし
)
は
役者
(
やくしや
)
に
成
(
な
)
つて、あの
泥
(
どろ
)
を
渫
(
しやく
)
つた
手
(
て
)
でお
白粉
(
しろしい
)
を
解
(
と
)
きつゝあり。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
イングラム孃は彼女の指揮者の右手に腰掛け、他の人達は彼と彼女の兩側の椅子を充たした。今はもう私は
役者
(
やくしや
)
を見守らなかつた。私はもう興味を以て幕の上るのを待ちはしなかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
巧妙
(
こうめう
)
なハムレツトの一
節
(
ふし
)
の
黙劇
(
もくげき
)
がはじまつた。それは
素人
(
しろうと
)
とはおもはれないしつかりした
型
(
かた
)
にはまつたものらしかつた。
多分
(
たぶん
)
英国
(
えいこく
)
あたりのハムレツト
役者
(
やくしや
)
のそれを
取
(
と
)
つたものだらうと
私
(
わたし
)
は
想像
(
そうぞう
)
した。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
役者
(
やくしや
)
の
群
(
むれ
)
にはぐれたる
桜さく島:春のかはたれ
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
当院
(
たうゐん
)
屋根普請
(
やねふしん
)
勧化
(
くわんけ
)
の
為
(
ため
)
本堂
(
ほんだう
)
に
於
(
おい
)
て
晴天
(
せいてん
)
七日の間芝居
興行
(
こうぎやう
)
せしむるものなり、
名題
(
なだい
)
は
仮名手本
(
かなでほん
)
忠臣蔵役人替名とありて
役者
(
やくしや
)
の名
多
(
おほ
)
くは
変名
(
へんみやう
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
方々
(
かた/″\
)
の
様子
(
やうす
)
は
皆
(
みな
)
略
(
ほゞ
)
分
(
わか
)
つた、いづれも、それ/″\お
役者
(
やくしや
)
である。が、
白足袋
(
しろたび
)
だつたり、
浴衣
(
ゆたか
)
でしよたれたり、
貝
(
かひ
)
の
口
(
くち
)
が
横
(
よこ
)
つちよだつたり、
口上
(
こうじやう
)
を
述損
(
のべそこな
)
つたり……一
体
(
たい
)
それは
何
(
なに
)
ものだい。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
役者
(
やくしや
)
の
群
(
むれ
)
をはぐれたる
どんたく:絵入り小唄集
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
寒国
(
かんごく
)
では、
恁
(
か
)
うして
炉
(
ろ
)
を
切
(
き
)
つた
処
(
ところ
)
がある。これは
夏
(
なつ
)
の
待遇
(
もてなし
)
に
違
(
ちが
)
ひない。
贅沢
(
ぜいたく
)
なものだ。
昔
(
むかし
)
僭上
(
せんじやう
)
な
役者
(
やくしや
)
が
硝子張
(
がらすばり
)
の
天井
(
てんじやう
)
に
泳
(
およ
)
がせて、
仰向
(
あふむ
)
いて
見
(
み
)
たのでさへ、
欠所
(
けつしよ
)
、
所払
(
ところばら
)
ひを
申
(
まを
)
しつかつた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
五穀豊熟
(
ごこくほうじゆく
)
して
年
(
とし
)
の
貢
(
みつぎ
)
も
心易
(
こゝろやす
)
く
捧
(
さゝ
)
げ、
諸民
(
しよみん
)
鼓腹
(
はらつゞみ
)
の春に
遇
(
あひ
)
し時、氏神の
祭
(
まつり
)
などに
遭
(
あひ
)
しを幸に地芝居を
興行
(
こうぎやう
)
する㕝あり。役者は皆其処の
素人
(
しろうと
)
あるひは
近村
(
きんそん
)
近
駅
(
えき
)
よりも来るなり。
師匠
(
ししやう
)
は田舎芝居の
役者
(
やくしや
)
を
傭
(
やと
)
ふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
五穀豊熟
(
ごこくほうじゆく
)
して
年
(
とし
)
の
貢
(
みつぎ
)
も
心易
(
こゝろやす
)
く
捧
(
さゝ
)
げ、
諸民
(
しよみん
)
鼓腹
(
はらつゞみ
)
の春に
遇
(
あひ
)
し時、氏神の
祭
(
まつり
)
などに
遭
(
あひ
)
しを幸に地芝居を
興行
(
こうぎやう
)
する㕝あり。役者は皆其処の
素人
(
しろうと
)
あるひは
近村
(
きんそん
)
近
駅
(
えき
)
よりも来るなり。
師匠
(
ししやう
)
は田舎芝居の
役者
(
やくしや
)
を
傭
(
やと
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
園
(
その
)
は
従兄弟
(
いとこ
)
に、
幸流
(
こうりう
)
の
小鼓打
(
こつゞみうち
)
がある。
其
(
そ
)
の
役者
(
やくしや
)
を
通
(
つう
)
じてゞある。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“役者”の意味
《名詞》
役 者(やくしゃ)
(芝居、演劇、映画などで)登場人物の役を演じる人。
手腕のある人。
それらしく見せかけるのがうまい人。
(出典:Wiktionary)
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“役者”で始まる語句
役者衆
役者家業
役者評判記
役者名物袖日記
役者此手嘉志波