“仮名手本”の読み方と例文
読み方割合
かなでほん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当院たうゐん屋根普請やねふしん勧化くわんけため本堂ほんだうおい晴天せいてん七日の間芝居興行こうぎやうせしむるものなり、名題なだい仮名手本かなでほん忠臣蔵役人替名とありて役者やくしやの名おほくは変名へんみやうなり。
両優ふたりとも若盛りで人気を争つてゐる間柄だつた上に、出し物は仮名手本かなでほん忠臣蔵で、仁左が師直もろなほ、鴈が判官はんぐわんといふ役割なので、双方の贔屓々々は両桟敷に分れて
仮名手本かなでほん忠臣蔵』の作者竹田出雲たけだいずも斧九太夫おのくだゆうという名を与えられて以来、殆ど人非人にんぴにんのモデルであるようにあまねく世間に伝えられている大野九郎兵衛という一個の元禄武士は
磯部の若葉 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)