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寧
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いつそ
ふりがな文庫
“
寧
(
いつそ
)” の例文
突合
(
つきあは
)
せて
種々
(
いろ/\
)
相談なせども何分思案に及ばぬゆゑ
寧
(
いつそ
)
のこと天にも地にも
掛代
(
かけがへ
)
なき手の中の玉となしたる娘のお幸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
古風に出るが袖ふり合ふもさ、こんな商賣を嫌だと思ふなら遠慮なく打明けばなしを爲るが宜い、僕は又お前のやうな氣では
寧
(
いつそ
)
氣樂だとかいふ考へで浮いて渡る事かと思つたに
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
我も汝が慾かなんぞで
対岸
(
むかう
)
にまはる奴ならば、
我
(
ひと
)
の仕事に邪魔を入れる猪口才な死節野郎と
一釿
(
ひとてうな
)
に脳天
打欠
(
ぶつか
)
かずには置かぬが、つく/″\汝の身を察すれば
寧
(
いつそ
)
仕事も呉れたいやうな気のするほど
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
申上たりとも必ず御取上はなき事と心得
寧
(
いつそ
)
一思ひに
斬
(
きら
)
れし方が増ならんと覺悟を極め無實の罪を引受て兩人の者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
古風
(
こふう
)
に
出
(
で
)
るが
袖
(
そで
)
ふり
合
(
あ
)
ふもさ、こんな
商賣
(
しやうばい
)
を
嫌
(
いや
)
だと
思
(
おも
)
ふなら
遠慮
(
ゑんりよ
)
なく
打明
(
うちあ
)
けばなしを
爲
(
す
)
るが
宜
(
い
)
い、
僕
(
ぼく
)
は
又
(
また
)
お
前
(
まへ
)
のやうな
氣
(
き
)
では
寧
(
いつそ
)
氣樂
(
きらく
)
だとかいふ
考
(
かんが
)
へで
浮
(
う
)
いて
渡
(
わた
)
る
事
(
こと
)
かと
思
(
おも
)
つたに
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
抱
(
いだ
)
き
海老責
(
えびぜめ
)
になる事十三度何程申
解
(
わけ
)
致し候とも
少
(
すこ
)
しも御聞入なく候まゝ
寧
(
いつそ
)
此世の
苦痛
(
くつう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
人
(
ひと
)
は
知
(
し
)
らじと
自
(
みづか
)
ら
晦
(
くら
)
ませども、
優
(
やさ
)
しき
良人
(
をつと
)
が
心
(
こゝろ
)
ざし
生憎
(
あやにく
)
纒
(
まつ
)
はる
心地
(
こゝち
)
してお
律
(
りつ
)
は
路傍
(
ろばう
)
に
立
(
たち
)
すくみしまゝ、
行
(
ゆ
)
くまいか
行
(
ゆ
)
くまいか、
寧
(
いつそ
)
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つて
行
(
ゆ
)
くまいか、
今日
(
けふ
)
までの
罪
(
つみ
)
は
今日
(
けふ
)
までの
罪
(
つみ
)
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
こんな商売を
嫌
(
いや
)
だと思ふなら遠慮なく打明けばなしを
為
(
す
)
るが宜い、僕は又お前のやうな気では
寧
(
いつそ
)
気楽だとかいふ考へで浮いて渡る事かと思つたに、それでは何か理屈があつて
止
(
や
)
むを得ずといふ次第か
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
これでも折ふしは世間さま並の事を思ふて恥かしい事つらい事情ない事とも思はれるも
寧
(
いつそ
)
九尺二間でも極まつた良人といふに添うて身を固めようと考へる事もござんすけれど、夫れが私は出來ませぬ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
これでも折ふしは世間さま並の事を思ふて恥かしい事つらい事情ない事とも思はれるも
寧
(
いつそ
)
九尺二間でも
極
(
き
)
まつた
良人
(
おつと
)
といふに添うて身を固めようと考へる事もござんすけれど、それが私は出来ませぬ
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
これでも
折
(
おり
)
ふしは
世間
(
せけん
)
さま
並
(
なみ
)
の
事
(
こと
)
を
思
(
おも
)
ふて
恥
(
はづ
)
かしい
事
(
こと
)
つらい
事
(
こと
)
情
(
なさけ
)
ない
事
(
こと
)
とも
思
(
おも
)
はれるも
寧
(
いつそ
)
九
尺
(
しやく
)
二
間
(
けん
)
でも
極
(
き
)
まつた
良人
(
おつと
)
といふに
添
(
そ
)
うて
身
(
み
)
を
固
(
かた
)
めようと
考
(
かんが
)
へる
事
(
こと
)
もござんすけれど、
夫
(
そ
)
れが
私
(
わたし
)
は
出來
(
でき
)
ませぬ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
寧
(
いつそ
)
お
目
(
め
)
にかゝりしうへにて
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
もせんと
心
(
こゝろ
)
に
答
(
こた
)
へて
妻戀下
(
つまこひした
)
とばかり
當所
(
あてど
)
なしにこゝの
裏屋
(
うらや
)
かしこの
裏屋
(
うらや
)
さりとては
雲
(
くも
)
掴
(
つか
)
むやうな
尋
(
たづ
)
ねものも
思
(
おも
)
ふ
心
(
こゝろ
)
がしるべにや
松澤
(
まつざは
)
といふか
何
(
なに
)
か
知
(
し
)
らねど
老人
(
としより
)
の
病人
(
びやうにん
)
二人
(
ふたり
)
ありて
年若
(
としわか
)
き
車夫
(
しやふ
)
の
家
(
いへ
)
ならば
此裏
(
このうら
)
の
突當
(
つきあた
)
りから
三軒目
(
さんげんめ
)
溝板
(
どぶいた
)
の
外
(
はづ
)
れし
所
(
ところ
)
がそれなりとまで
教
(
をし
)
へられぬ
時
(
とき
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
寧
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
“寧”を含む語句
寧波
安寧
康寧
常寧殿
悪丁寧
寧王
済寧
丁寧
叮寧
鄭寧
寧日
寧子
寧楽
御丁寧
寧馨児
甘寧
建寧
咸寧
土方寧
寧楽朝
...