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三日目
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みつかめ
ふりがな文庫
“
三日目
(
みつかめ
)” の例文
従来
(
これまで
)
に無い
難産
(
なんざん
)
で、産の
気
(
け
)
が附いてから
三日目
(
みつかめ
)
の
正午
(
まひる
)
、陰暦六月の暑い
日盛
(
ひざか
)
りに
甚
(
ひど
)
い
逆児
(
さかご
)
で生れたのが
晃
(
あきら
)
と云ふ
怖
(
おそろ
)
しい
重瞳
(
ぢゆうどう
)
の児であつた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
所
(
ところ
)
がそれから
又
(
また
)
二日
(
ふつか
)
置
(
お
)
いて、
三日目
(
みつかめ
)
の
暮
(
く
)
れ
方
(
がた
)
に、
獺
(
かはうそ
)
の
襟
(
えり
)
の
着
(
つ
)
いた
暖
(
あたゝ
)
かさうな
外套
(
マント
)
を
着
(
き
)
て、
突然
(
とつぜん
)
坂井
(
さかゐ
)
が
宗助
(
そうすけ
)
の
所
(
ところ
)
へ
遣
(
や
)
つて
來
(
き
)
た。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
たしか、
三日目
(
みつかめ
)
が
土曜
(
どえう
)
に
當
(
あた
)
つたと
思
(
おも
)
ふ。ばら/\と
客
(
きやく
)
が
入
(
はひ
)
つた。
中
(
なか
)
に
十人
(
じふにん
)
ばかりの
一組
(
ひとくみ
)
が、
晩
(
ばん
)
に
藝者
(
げいしや
)
を
呼
(
よ
)
んで、
箱
(
はこ
)
が
入
(
はひ
)
つた。
申兼
(
まをしか
)
ねるが、
廊下
(
らうか
)
でのぞいた。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
第二番
(
だいにばん
)
に、
車持皇子
(
くらもちのみこ
)
は、
蓬莱
(
ほうらい
)
の
玉
(
たま
)
の
枝
(
えだ
)
を
取
(
と
)
りに
行
(
ゆ
)
くといひふらして
船出
(
ふなで
)
をするにはしましたが、
實
(
じつ
)
は
三日目
(
みつかめ
)
にこっそりと
歸
(
かへ
)
つて、かね/″\たくんで
置
(
お
)
いた
通
(
とほ
)
り、
上手
(
じようず
)
の
玉職人
(
たましよくにん
)
を
多
(
おほ
)
く
召
(
め
)
し
寄
(
よ
)
せて
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
三日目
(
みつかめ
)
の
午過
(
ひるす
)
ぎ、やれ
粥
(
かゆ
)
を
煮
(
に
)
ろの、おかう/\を
細
(
こまか
)
くはやせの、と
云
(
い
)
ふ
病人
(
びやうにん
)
が、
何故
(
なぜ
)
か
一倍
(
いちばい
)
氣分
(
きぶん
)
が
惡
(
わる
)
いと、
午飯
(
おひる
)
も
食
(
た
)
べないから、
尚
(
な
)
ほ
打棄
(
うつちや
)
つては
置
(
お
)
かれない。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
明
(
あく
)
る
日
(
ひ
)
も
亦
(
また
)
同
(
おな
)
じ
樣
(
やう
)
に
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
つた。
夫婦
(
ふうふ
)
も
亦
(
また
)
同
(
おな
)
じ
樣
(
やう
)
に
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
を
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
した。その
明
(
あく
)
る
日
(
ひ
)
もまだ
晴
(
は
)
れなかつた。
三日目
(
みつかめ
)
の
朝
(
あさ
)
になつて、
宗助
(
そうすけ
)
は
眉
(
まゆ
)
を
縮
(
ちゞ
)
めて
舌打
(
したうち
)
をした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
平岡は始めてそれを聞いた時には、本当にしなかつた。
脳
(
のう
)
の
加減
(
かげん
)
が
悪
(
わる
)
いのだらうと思つて、
好
(
よ
)
し/\と
気休
(
きやす
)
めを云つて慰めてゐた。
三日目
(
みつかめ
)
にも同じ願が繰り返された。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三日目
(
みつかめ
)
に、
井戸端
(
ゐどばた
)
で、
例
(
れい
)
の
身體
(
からだ
)
を
洗
(
あら
)
つて
居
(
ゐ
)
る
處
(
ところ
)
へ、ニヤーと
出
(
で
)
て
來
(
き
)
た。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
二日
(
ふつか
)
は
雪
(
ゆき
)
が
降
(
ふ
)
つた
丈
(
だけ
)
で
何事
(
なにごと
)
もなく
過
(
す
)
ぎた。
三日目
(
みつかめ
)
の
日暮
(
ひくれ
)
に
下女
(
げぢよ
)
が
使
(
つかひ
)
に
來
(
き
)
て、
御閑
(
おひま
)
ならば、
旦那樣
(
だんなさま
)
と
奧
(
おく
)
さまと、
夫
(
それ
)
から
若旦那樣
(
わかだんなさま
)
に
是非
(
ぜひ
)
今晩
(
こんばん
)
御遊
(
おあそ
)
びに
入
(
い
)
らつしやる
樣
(
やう
)
にと
云
(
い
)
つて
歸
(
かへ
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“三日目”で始まる語句
三日目落吉